リッポー [ハンターハンター]

① 所属・基礎データ

【基本属性】
・名前：リッポー
・所属／立場：第287期ハンター試験試験官／賞金首ハンター／刑務所長
・登場作品：『HUNTER×HUNTER』
・CV：1999年フジテレビ版＝不明／2011年日テレ版＝山本正剛（山本クリーニング）

【概要】
つり上がった細目に眼鏡をかけた、パイナップルのような髪型をした男性。
ハンター試験・三次試験の試験官を務め、刑務所長としての立場を活かし、服役囚を試験の「試練官」として受験生の前に配置する。
司法取引形式で試験を運営するなど、制度的な試練を組み込んだ実務型の試験官として描かれている。

② 主要エピソード

第287期ハンター試験・三次試験の責任者として登場。
自らが管理する刑務所の囚人たちを試験に参加させ、「囚人が受験生を足止めするごとに刑期が短縮される」という条件を提示。
刑期短縮の換算は「1時間足止め＝1年減刑」というルールで、受験生と囚人の間に心理戦を発生させた。

囚人たちはそれぞれ独自の勝負を仕掛け、受験生たちは制限時間内に勝ち抜くことを要求される。
この試験では、キルアが試練官ジョネスの心臓を奪い取るという印象的な場面が描かれ、
リッポー自身はその試験全体の進行・判定を担う立場にあった。

三次試験終了後には、続く四次試験の説明役としても登場。
淡々とした口調で次の試験の概要を伝えるなど、事務的かつ冷静な性格が強調されている。

③ 能力・役割

【職能】
刑務所長として囚人管理の権限を持ち、司法取引制度を応用して試験を構築。
賞金首ハンターとしての経歴もあり、犯罪者に関する知識・交渉力に長けているとされる。
実戦描写はないが、囚人やハンター候補を統率する立場にあることから、一定の実力者であることが示唆されている。

【役割】
試験全体では“システム的中立者”として機能し、受験生に課題を与える管理者的存在。
個々の戦闘には関与せず、試験構造そのものを設計・監視する役割を担う。
ハンター試験の中でも特に「制度と倫理の境界」を象徴する試験官の一人として位置づけられる。

SNS上では「公務員タイプの試験官」「冷静な進行役」として語られ、
他の個性派試験官（メンチやブハラなど）との対比で「地味だが有能」と評されることが多い。

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