バラシ屋ジョネス [ハンターハンター]

① 所属・基礎データ

【基本属性】
・名前：バラシ屋ジョネス
・所属／立場：第287期ハンター試験・第三次試験試練官（死刑囚）
・登場作品：『HUNTER×HUNTER』
・CV：小山剛志（旧アニメ）／松山鷹志（新アニメ）
・刑期：懲役968年（146人以上殺害）

【概要】
ザパン市で11歳の少年から老人までを手当たり次第に殺害し、146人以上の命を奪った極悪人。
「肉が掴めればそれでいい」という発言に象徴される通り、刑期短縮より殺人そのものに快楽を見出していた。
外見は虚無的な表情と濃い髭を持ち、旧アニメ版では茶髪、新アニメ版では金髪で描かれている。
試験官の中でも異質な存在であり、他の死刑囚が“時間稼ぎ”を目的にしていたのに対し、彼だけは純粋な殺意で試験に臨んでいた。

② 主要エピソード

ハンター試験第三次試験で、受験生を迎え撃つ試練官として登場。
対戦相手となったレオリオ、クラピカ、キルアたちを前に、圧倒的な殺気と指の握力で威圧する。
レオリオは「あいつとは戦うな。俺たちの負けでいい」と恐怖を露わにし、戦闘を避けようとする。
しかしキルアは平然と「死んだら負けでいいよね」と発言し、試合開始直後にジョネスの心臓を抜き取る。
ジョネスは自らの心臓が奪われたことすら即座に理解できず、キルアの手にある心臓を見て初めて状況を悟る。
最期は心臓を取り戻そうと手を伸ばすが、キルアがそれを握り潰すのを見届けて絶命した。

新アニメ版では放送時間帯（朝）の都合から、心臓は布に包まれたまま扱われ、直接的な描写は控えられている。
倒れたジョネスの手の上に、キルアが布ごと心臓を置いて去る演出へ変更されている。

③ 能力・役割

【身体能力】
異常な握力と指力を持ち、石や岩を素手で握り潰す描写が確認されている。
石壁を粘土のように削り取る場面もあり、人間の肉体を素手で分解可能。
ただし、特別な戦闘技術や念能力は確認されていない。
キルアからも「殺人鬼って言ったって結局アマチュアじゃん」と評されており、暗殺術・戦闘訓練の観点では未熟である。

【役割】
第三次試験の死刑囚試験官の一人として、受験生を足止めする任務に参加。
刑期短縮という報酬を得られる立場だったが、本人は全く関心を示さず、殺人衝動のみで行動していた。

補助情報レイヤー

SNSや読者間では「キルアの心臓抜き取りシーンの初の犠牲者」として知られ、
シリーズでも屈指のインパクトある短期登場キャラとして言及されることが多い。
新アニメ版の演出変更（布越し描写）については、当時の放送倫理を象徴する例としてもしばしば話題にされている。

上記は作中描写および公式資料に基づく事実整理であり、
心理的・象徴的解釈や推論は含まれていない。
引用範囲は原作およびアニメ版の明示的描写に限定する。

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