鹿王スカイディア [トリコ]

①所属・基礎データ
捕獲レベル：6450。体長約6万m、体高約1万m、体重8兆t。
頭部の角から背中にかけて広大な森林を生やし、そこには平均捕獲レベル4000の猛獣たちが群棲する。
長大な胴体と多数の脚を持つ姿は山脈にも等しく、まるで大地そのものが歩いているように見える。
背中の森はグルメ界屈指の生態圏であり、「火グマ」「戦龍」「オクトパスマンモス」「アシュラサウルス原種」「王陸鮫」などが確認されている。

②主要エピソード
通常は温厚で他の八王や生物に干渉しないが、怒らせた者は「反転裏の世界」──時間の流れが極端に早い異空間──に閉じ込められ、一瞬で朽ち果てる。
角の森に棲む猛獣たちは、鹿王の怒りを買わせぬよう侵入者を排除する役割を持つ。
鹿王自身も裏の世界を操り、必要に応じて猛獣たちを送り込むことができる。
アカシアのフルコース「ニュース」は、この角の森に存在する食材であり、摂取者は裏の世界を扱う力を得るとされる。

③能力・役割
時空支配：反転裏チャンネルを自在に展開し、時間を極端に加速させ対象を崩壊させる。
生態統治：背の森を一つの王国として維持し、猛獣たちを統率。怒りによる浄化機能を持つ。
共生構造：背中の生態系全体を自らの延長として扱い、環境維持と防衛を一体化させている。

総評
鹿王スカイディアは、圧倒的な存在感と慈悲深さを兼ね備えた“時空の守護王”である。
怒りによって時を逆転させる力は、自然界の報復そのもの。
八王の中でも特に「生態と時間」を統べる象徴として、生命循環の極致を体現する存在である。