八王 [トリコ]
八王（やおう）は『トリコ』に登場するグルメ界各大陸の頂点捕食者で、八体の“王”から成る地球最強の動物群。<br> 天災を超える戦闘力と超自然的な存在感を放ち、足跡だけでも数千年にわたり環境を変化させる。互いに呼応して瞬時に集結し、必要ならば地球規模の脅威に立ち向かう“王”の精神性を備える。
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①所属・基礎データ
構成：八王（現行世代）＝鯨王ムーン（エリア6／捕獲Lv6600）／竜王デロウス（エリア1／6590）／烏王エンペラークロウ（エリア3／6000）／狼王ギネス（エリア2／6550）／鹿王スカイディア（エリア5／6450）／蛇王マザースネーク（エリア4／6310）／馬王ヘラクレス（エリア8／6200）／猿王バンビーナ（エリア7／6000）。
性質：仲違いはなく相互に召集可能。誰か一体が本気を出す局面では他の王すら距離を取る。
環境影響：足跡が当時の機嫌に応じて花畑にも死の大地にも変わるなど、景観・気象・生態系へ決定的影響。
備考：人間界での同系は多くが絶滅。四天王の相棒（幼体）も複数存在。
②主要エピソード
「グルメ界の夜」：八王が活動する時期は地上の全生物が最警戒となる。
共闘：鯨王ムーンの始動に呼応して各王が集結。ネオ（アカシア）との最終決戦では遠吠え・連携攻撃などで参戦。
喪失と蘇生：決戦で一部が欠損・敗北するも「センター」によって蘇生。だが“一度でも敗北を知った王は王に非ず”の掟により全員が引退。
その後：次代の八王を決める群雄割拠へ。テリーらも群れへ戻り参戦。
③能力・役割（要点）
鯨王ムーン：ブラックホールホエール。最強格。海の大陸エリア6の覇者。
竜王デロウス：生涯一本の牙。異次元レーザー級の破壊力。関連：センター。
烏王エンペラークロウ：影に入った対象の思考停止。自前の光球で“上にも影”。関連：アトム。
狼王ギネス：嗅覚で情報読取・尿で伝達、震脚で地球が波打つ。関連：GOD。
鹿王スカイディア：背に森を載せる巨体。“逆”裏チャンネルで対象を瞬時に時間加速消耗。関連：ニュース。
蛇王マザースネーク：地球超えの全長・胃で快楽的消化。舌射出で同時攻撃に耐える。関連：アース。
馬王ヘラクレス：大気食。一呼吸で3600億t吸気、無酸素化・地球貫通級の鼻息。関連：エア。
猿王バンビーナ：遊戯が天変地異級。真の姿で宇宙まで届く斬撃・食力波。関連：ペア。
総合：いずれも捕獲Lv6000級以上（最大級は6600）。地球（周囲22万km）すら瞬時に壊し得る潜在。
総評
八王は“食”により巨大化・調理された地球の秩序そのものを体現する守護者であり、同時に一挙手一投足が破滅を呼ぶ災厄でもある。
彼らの連帯と掟は、力と責務の均衡を示す指標であり、最終決戦後に自ら王座を降りた決断は“王たる矜持”の極致と言える。
新時代の覇者選定は、グルメ界の生態系が次の循環へ移る合図でもある。
