鯨王ムーン [トリコ]
鯨王ムーン（げいおう・むーん）は『トリコ』に登場する八王の一体で、エリア6を支配する「ブラックホールホエール」。<br> 最強格の八王とされ、月のような外殻を纏った異形の巨鯨として描かれる。
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①所属・基礎データ
別名：ブラックホールホエール／生息圏：エリア6（海の大陸）。
捕獲レベル：6600。全長約10km・体高約2.5km・体重約1.5兆tの万メートル級。
見た目は細長い月状の外殻で、目・口・噴気孔は外見上不明。捕食時のみ“ブラックホール”のような口が出現する。
アナザと深い関係を持ち、エリア6が暗いのはムーンの重力に光が飲まれるためと語られる。
ムーンが動くと他の八王も呼応し、海域の均衡は「七獣」（捕獲Lv4000台後半）の総出でようやく保たれる。
②主要エピソード
月サイズの隕石すら吸い込む捕食を見せ、ネオの破片さえ着水の瞬間に無力化した。
口から重力波・衝撃波（波動弾）様の砲撃も可能。
ネオを呑み込んだ蛇王をさらに呑み込んだまま、竜王の異次元レーザーを受けて自己犠牲的に地球を守ろうとする場面がある。
センターで瀕死から蘇生した後も、一度の敗北により“王の掟”に従って八王の座を降りた。
③能力・役割
捕食：光すら逃れられない超重力の胃へと吸引し、対象は食霊として魂の世界へ送られる。
重力場：周囲の光・物質を歪め、海域全体の生態・気象に決定的影響を与える。
二形態性：外殻の内側には純白の巨大ヒゲクジラ様の本体が在るとされ、複数の目・鰭を持つ。
統率：エリア6の覇権者として「七獣」をも巻き込む支配的重力中心。
総評
鯨王ムーンは“死と遷移（食霊化）”を司るかのような重力捕食で海の大陸を統べる最強格の王である。
破壊的でありながら、地球を守ろうとする行動も見せる二律背反が特色で、八王の威と責務を体現する存在と言える。
