天空闘技場 [ハンターハンター]

① 所属・基礎データ

【基本情報】
・名称：天空闘技場（Heaven’s Arena）
・所在地：不明（世界各地のハンターが集まる中立都市）
・構造：地上251階／高さ991m
・観客動員数：年間約10億人
・主な役割：格闘・昇格試合・念修行の舞台

【概要】
塔内部は巨大なアリーナ構造を持ち、階層ごとに試合会場・宿舎・施設が整備されている。
1階からスタートし、勝利するごとに上階へ昇格していくシステム。
実況・受付・警備など多数のスタッフが常駐しており、制服には太陽マークが入る。
スタッフの多くは念能力を知らず、200階以降でも非能力者が業務に当たっている。
（旧アニメ版では、念を使うエレベーターガールの描写が存在する。）

② システムと構造

【昇格ルール】
・試合はすべて1対1形式。
・勝利すれば上階へ進み、敗北すると降格。
・圧倒的な勝利内容（短時間決着など）によって最大50階まで飛び級可能。
・ファイトマネーは階層により増加（例：1階＝152ジェニー／50階＝5万ジェニー／100階＝100万ジェニー超）。

【試合方式】
・ノックダウンまたは10点獲得でTKO勝利。
・ダウン1点、クリーンヒット1点、クリティカル2点。
・審判の裁量により判定基準が異なり、実力差が大きい場合は安全措置として早期終戦も行われる。
・観客の賭け金や観戦料が収益源となっており、200階以上ではファイトマネーが廃止される。

【1〜200階】
下層は純粋な格闘階層で、10階単位でクラス分けされる。
100階を突破すると専用の個室が与えられ、選手の宿泊や修行環境が整う。
ゴンとキルアは初勝利で50階まで飛び級し、修行と金稼ぎの場として利用した。

【200階クラス】
ここからは念能力者が前提の戦闘領域。
非能力者は実質的に生存不可能とされ、念攻撃を受けた際に稀に念に目覚める現象が「200階の洗礼」と呼ばれる。
申告制の戦闘方式で、90日以内に試合を行わないと登録抹消。
4敗で失格、10勝すると「フロアマスター」に挑戦できる。

【フロアマスター】
230〜250階および最上階251階をそれぞれ1人が支配。
21名の最上位闘士で構成され、2年に一度の「バトルオリンピア」への出場権を持つ。
優勝者は最上階を自宅にできるが、実際にはククルーマウンテン（ゾルディック家）の方が高地に位置している。

③ 作中での役割

ゴンとキルアがハンター試験後に訪れ、修行と収入のために挑戦した場所。
ここで二人はウイングとズシに出会い、念の存在と基礎を学ぶ。
また、ヒソカが常駐する舞台でもあり、彼との再戦を経てゴンの成長が描かれた。

天空闘技場は単なる格闘施設ではなく、「念能力修得の起点」として物語全体における重要な転換点となっている。

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