サダソ [ハンターハンター]

所属・基礎データ

CV：永野善一（1999年版）／竹尾一真（2011年版）
所属：天空闘技場200階クラス（闘士）
別名：新人ハンター（新アニメ版では「新人潰し」）
系統：変化系能力者
特徴：隻腕／能面のような表情／陰湿な策略家タイプ

サダソは同階層のギド、リールベルトと共謀し、念を知らぬ新人を狙って“洗礼試合”を繰り返していた悪名高い闘士。
その行為から「新人潰し」と呼ばれ、200階では恐れと嫌悪を買っていた。

主要エピソード

ゴンとキルアが200階へ到達した際、彼らを次の標的に定め、試合予定日を合わせようと目論む。
しかしゴンはギドと先に対戦することになり、計画は外れる。

その後、ゴンの怪我が癒えた頃を見計らい、兄弟弟子ズシを人質にとる卑劣な行為に出るが、
偶然その場にいたキルアに見つかり、三人まとめて試合を組むよう約束を取り付けることで解放される。
キルアから「これっきりだからな」と警告を受けるも、懲りずに再びゴンへ脅迫電話をかけた結果、
キルアに個室を急襲され、命の危険を感じて完全降参。
「次はお前たちだ」と仲間に言い残し、試合放棄後、姿を消した。

旧アニメ版では左腕を「失った」設定が軽減され、重傷という扱いに変更されている。

念能力

系統：変化系
技名（通称）：「見えない左腕」
概要：失った左腕の付け根からオーラを伸ばし、実体のように操る能力。正式名称は不明。

腕の形状をしたオーラは伸縮自在で、子供一人を包み込むほどの大きさにまで拡張可能。
握力はズシが抵抗できず失神するほど強く、捕縛・拘束に特化している。

また、通常オーラは念使いには“凝”を使わずとも見えるはずだが、
ズシが掴まれた際に何が起きているか分からなかったことから、
“隠”の応用でオーラを視認困難にしていると考えられる。

人物評価と余談

サダソは念能力を悪用した典型的な“闘技場の闇側”の象徴として描かれており、
ズシの危機を通してキルアの冷酷な一面を際立たせる装置的役割を担った。
ファンの間では「天空闘技場の小悪党」「キルアが本気で恐怖を与えた初の相手」と評されることが多い。

なお、戦闘能力自体は念初心者を圧倒できる水準にあり、
キルアに脅された後は表舞台から完全に姿を消しているが、
一部の読者からは“暗黒大陸編で再登場しそうなモブの一人”としてネタ的に語られている。

閉じる