カストロ [ハンターハンター]

所属・基礎データ

CV：岸祐二（1999年版）／川島得愛（2011年版）
舞台：天空闘技場200階クラス／戦績9勝1敗（初登場時）
異名・評価：「フロアマスターに最も近い男」
人物像：自信家だが研究熱心な武道家。過去の敗北からヒソカ打倒を誓い、徹底準備で再戦に臨む。

主要エピソード

二年前のヒソカ戦で敗北し“洗礼”を受け念覚醒。以降二年で連勝を重ね、ヒソカに再戦を申し込む。
試合前、キルアの“絶”接近を背後から言い当てつつ、同時に椅子の自分が消える演出で実力を示す。
本戦序盤は翻弄して虎咬拳でヒソカの腕を切断し優勢。しかし能力の仕組みを見破られて動揺、ヒソカの話術に平常心を崩される。
“隠”された『伸縮自在の愛（バンジーガム）』の罠に絡め取られ、「君は踊り狂って死ぬ」の言葉通りに切り裂かれて敗北・死亡。
（旧アニメでは流血表現の規制で試合描写が大幅省略。）

念能力・技／敗因と評価

推定系統：強化系（ウイング推察）
**虎咬拳**：両手を虎牙・虎爪の形で叩き込む武術。念で増幅し大木をも断つ威力。極めれば随一と評される。
**分身（ダブル）**：自分の分身を具現化・操作し放出も伴う複合技。分身の虎咬拳にも念を纏える。
**虎咬真拳**：分身と本体の連携打撃。奇襲時は極めて強力だが、見破られると効果減。

**敗因**：
・“凝”を怠り、隠されたバンジーガムを看破できなかった。
・挑発で自ら戦法を開示、能力の欠点（分身は傷・汚れが再現されず見分け可）を突かれ動揺。
・本来強化系の彼が具現化＋操作＋放出の重負荷能力に注力し“容量の無駄遣い”となった（伸び代喪失）。

**総評**：正しく導く師がいれば強化系寄りの道で大成し得た優秀な素質の持ち主。敗北は“系統不一致の選択と経験不足”を示す教材となり、念修行における適性と基本（凝・隠の対策）の重要性を体現したキャラクターである。

閉じる