ギド [ハンターハンター]

所属・基礎データ

CV：小和田貢平（1999年版）／奈良徹（2011年版）
所属：天空闘技場200階クラス（闘士）
戦績：初登場時4勝1敗 → 最終的に5勝3敗
系統：強化系能力者
特徴：両脚が義足（鉄柱製）／フードとマスクで顔を隠す／陰湿かつ狡猾な戦闘スタイル

ギドは念能力による「洗礼」を受けた過去を持ち、両脚を失って義足で再起した闘士。 表向きは穏やかな言動を見せるが、本性は打算的で、サダソやリールベルトとともに初心者を狙う卑劣な常習犯として知られる。 天空闘技場のルールを利用して“新人潰し”を繰り返し、勝ち星を稼ぐことで名を上げていた。

主要エピソード

200階に上がったばかりのゴンを標的にし、試合希望日を合わせて対戦を成立。 念を修めたばかりのゴンを圧倒し、独楽攻撃によって全治4か月（実際は1か月で回復）の重傷を負わせる。
その後、ズシを人質に取って再戦を強要。再試合では“練”を身につけたゴンの強化された防御力を突破できず、 釣り竿を利用した奇策で義足の鉄柱を拳で折られ、完敗する。
さらにキルアとの試合も予定されていたが、義足の修理が間に合わず不戦敗に。
結果として5勝3敗で200階残留資格は維持したものの、以降は消息不明。 旧アニメでは義足設定がなく、代わりに台座に乗って回転する演出に変更されている。

念能力

系統：強化系

**舞踏独楽（バトルダンススピナー）**
鉄独楽に念を込めて高速回転させ、敵へ打ち付ける攻撃。小型ながら一撃は「ハンマーで殴られたよう」と評される威力。
・戦闘円舞曲（バトルワルツ）：独楽が盤上を無作為に動き、触れたものを激しく弾き飛ばす。
・散弾独楽哀歌（ショットガンブルース）：操作系要素を加え、敵を追尾する改良型。ウイング曰く精度は低い。

**竜巻独楽（トルネードスピン）**
自ら鉄柱義足を軸に高速回転し、周囲の敵を弾き飛ばす攻防一体技。
持久戦でポイントを稼ぐ堅実（かつ小賢しい）戦術を得意とするが、 ゴンの釣り竿によって石板ごと持ち上げられ回転を封じられた。

人物評価と役割

ギドは“念を悪用した格下狩り”の象徴として描かれ、ゴンの初敗北と成長の契機を担った。
その後の再戦でゴンが「努力で念を上達させ、逆転勝利する」という構図を作るための教材的存在でもある。

ファンの間では「念初心者の恐怖を体現したキャラ」「義足がトラウマを象徴している」などの声があり、
またキルアの冷徹な制裁と対比して“弱者狩りの末路”を印象づけたキャラクターとして評価されている。

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