ビヨンド=ネテロ [ハンターハンター]

所属・基礎データ

名前：ビヨンド＝ネテロ（Beyond Netero）
関係者：アイザック＝ネテロ（父とされる）／ビーンズ（旧知の仲）／十二支ん（父の弟子たち）
立場：暗黒大陸探検隊総責任者／カキン帝国・暗黒大陸進出計画の中心人物
外見：顔に大きな“×字の傷跡”を持つ壮年の男。
髪と髭は黒々として豊かで、古代中国の武将のような衣装を身にまとう。
推定年齢：70歳前後（父アイザックの死後に再登場）
特徴：ネテロを彷彿とさせるカリスマと話術を持ち、人を惹きつける天性のリーダー。
CV：未登場（2025年時点でアニメ未到達）

人物像・性格

大胆不敵かつ豪放磊落。目的のために手段を選ばない冷徹さと、未知への純粋な探求心を兼ね備える。
ハンター協会に自ら出頭し、宣戦布告するほどの自信家でありながら、
本質的には「国家や権力よりも、自らの手で“未踏”を征服すること」に喜びを見出す生粋の探検者。

父アイザックが求めた「個としての強さ」が“戦いの美学”だったのに対し、
ビヨンドの求める強さは“生還し続ける強かさ”であり、
生存と成果こそが真の冒険の証だと考えている。
アイザック曰く「ハンターとしては真っ当」な思想の持ち主。

過去・経歴

約50年前、クカンユ王国主導の暗黒大陸調査団に参加し、
錬金植物「メタリオン」の採取を目的に未踏ルートへ挑戦する。
しかし、アイザックの忠告を無視した結果、探検は失敗。
帰還者は6名にまで減り、“不死の病（ゾバエ病）”を世界にもたらすこととなった。
メタリオンも帰還後に枯死し、この事件は暗黒大陸史上最悪の失敗の一つとされている。

その後、再挑戦を望むもアイザックに「儂が死ぬまでは許可せぬ」と止められ、
長年その時を待ち続けることになる。
そして父の死後、満を持して暗黒大陸進出を宣言。
カキン帝国と手を組み、世界に対して堂々と“第二次探検”を宣言した。

暗黒大陸進出と現在

カキン帝国が全世界に暗黒大陸進出を表明した際、
探検隊の“総責任者”として表舞台に登場。
ハンター協会に出頭して自ら拘束されるが、
その場で「俺は解放され、お前らは俺と共に行く」と断言し、
実際にV5（後のV6）との交渉によって探検が承認されることになる。

探検隊はハンター協会による厳重な監視下で構成され、
ビヨンドは形式上“囚人”として参加する形となる。
護送条件は極めて厳しく、上陸後に得た成果はすべてV6が管理、
抜け駆けや情報公開は禁止とされた。

しかしビヨンドはカキンも協会も“踏み台”と公言しており、
本来の目的は「誰にも邪魔されず、堂々と暗黒大陸を踏破すること」。
ジン＝フリークスのような純粋な探求心とも違い、
“結果”と“帰還”に重きを置く実利的な冒険者である。

暗黒大陸探検隊構成と方針

ビヨンドは、協専ハンター（パリストンが送り込んだ精鋭）を中心とする探検チームを組織。
ただし、チーム運営の多くをパリストンに任せ、自身はほとんど表に立たない。
船上では「許可」「資格」「手段」「契約」の4条件を揃え、
人類の未踏地への再挑戦を準備している。

ハンター協会側のチードルら十二支んは、ビヨンドの行動を制御しつつ、
協専との権力闘争、内通者の処理、そして暗黒大陸の未知の災厄への対策を強いられることになる。
まさに「人類の命運を賭けた探検戦争」の中心人物である。

役割

ビヨンドは“父を超える者”という名にふさわしく、
人間の欲望と探求心の極致を象徴する存在。
父アイザックが「人の限界」を見届けたのに対し、
彼は「人の果てを踏み越えようとする意思」を体現している。

（補助）SNS上では「冨樫版インディ・ジョーンズ」「善悪を超えた冒険者」「ネテロの裏の遺産」と評され、
暗黒大陸編の核心人物として、ジン＝フリークスとの邂逅や真の目的が今後最大の焦点とされている。

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