シルバ=ゾルディック（キルア父）

所属・基礎データ

ゾルディック家当主／暗殺者／放出系能力者
身長・体格：高身長で筋骨隆々。長い銀髪をウェーブさせた堂々たる体格。
特徴：鋭い眼光と冷静な判断力。ベンズナイフの収集家。
CV：石井康嗣（1999年）／山寺宏一（2011年）

直属の執事はツボネ、アマネなど。 ゼノの息子であり、暗殺術のすべてを実戦で磨き上げたゾルディック家の現役頂点。

人物・性格

シルバは非常に寡黙で冷静、そして家業に忠実な人物。 暗殺を“仕事”として徹底的に遂行するプロフェッショナルであり、依頼には絶対の誠実をもって臨む。 家族内でも一際落ち着いた存在であり、祖父ゼノとは最も相性が良く、任務では常にコンビを組む。

表情こそ冷たいが情を持たないわけではなく、 仕事を離れた場ではキルアの成長を静かに見守る父親としての側面を見せる。

父親像と家族関係

キルアを幼少期から暗殺者として育て上げた張本人であり、長男イルミとともに厳しい訓練を課してきた。 一方で、家出して再び帰ってきたキルアに対しては、初めて父親らしい温かさを見せ、 「仲間に会いたい」という息子の願いを受け入れ、外の世界へ送り出す。

しかし妻キキョウに「なぜ許すのか」と詰問された際には、 「いつか必ず戻ってくる。あいつはオレの子だからな」と答え、 依然として“キルアが後継者になる”ことを信じている。

また、第4子アルカに対しては愛情を持ちつつも、 その力を「別の何処かから来た闇（なにか）」と呼び、危険視するなど慎重な姿勢を取る。 選挙編ではアルカを連れ出そうとするキルアと対立するが、 「インナーミッション（家族内試練）」をクリアすることを条件に外出を許可し、 最終的には警戒令を解いて黙認するなど、最終的には父としての信頼を示した。

性格

常に冷静沈着で無駄な殺生を好まず、暗殺者としての理性を貫くタイプ。 ゼノの血を受け継ぎ、プロとしての矜持を持つ一方、家族に対しては独特の情を抱く。 その内面には「家族を守りつつ家業を継がせる」という、 ゾルディック家の宿命を背負った苦悩が垣間見える。

念能力（放出系）

シルバは放出系能力者で、圧倒的なオーラ出力量を誇る。 （※2004年『ハンターズ・ガイド』では変化系とされていたが、 　2022年の『冨樫義博展』で作者メモにより放出系であると確定。）

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