カルト=ゾルディック

所属・基礎データ

・所属：ゾルディック家／幻影旅団
・立場：暗殺者／幻影旅団No.4（ヒソカの後任）
・年齢：10歳
・血液型：A型
・身長：150cm／体重：31kg
・出身地：パドキア共和国
・CV：前川優子（1999年版）／能登麻美子（2011年版）
・念系統：操作系能力者
・初登場：グリードアイランド編（除念師探索）

人物像・外見

日本人形のようなおかっぱ頭と中性的な顔立ちを持つ少年（または少女）。
常に冷静で落ち着いた物腰だが、内面は冷酷かつ残忍で、敵を嬲るように殺害する傾向がある。
物静かで丁寧な口調を保ちながらも、苛立ちやすく短気な一面もあり、任務においては感情の振れ幅が激しい。
母・キキョウと行動を共にしている描写が多く、ゾルディック家内でも比較的母親の影響を強く受けているとみられる。

一人称は「ボク」。外見・声・立ち振る舞いの全てが女性的であり、性別は作中でも明言されていない。

幻影旅団加入

ヒソカが脱退した後、幻影旅団のNo.4の座を継いで入団。
団員内では最年少でありながらも、その戦闘能力と潜在力が評価されている。
実力は他の団員に比べてまだ劣るものの、成長意欲と向上心が強く、
入団の目的は「兄の誰か」に関係していることが示唆されている。

グリードアイランドでは念能力を用いて除念師を探し出すなど、既に高精度な索敵能力を持つ。
流星街に侵攻したキメラアントの討伐にも参加しており、
若年ながら実戦経験を重ねる中で旅団員としての地位を確立している。

性別に関する考察

キャラクターブックでは「弟（？）」と記載され、小説版では「妹」と明記されている。
また、380話ではミザイストムが「五男」と表現しているが、
同様にアルカも「四子」と呼ばれており、ゾルディック家における性区分が曖昧である。
作中ではキメラアントから「お嬢ちゃん」と呼ばれており、
その容姿と声から“女性説”を支持する読者も多い。

冨樫義博によると、カルトのモデルは『美少女戦士セーラームーン』の土萠ほたる（セーラーサターン）であり、
原作者・武内直子（冨樫の妻）のキャラクターが直接的なインスピレーション源である。

念能力

操作系能力者。
紙を媒体とした操作能力を持ち、攻撃・盗聴・追跡など多用途に応用可能。
念を込めた扇子状の紙は鋭い切れ味を誇り、硬度の高い物質すら切り裂く。
また、標的に貼り付けた紙片から周囲の音を感知し、盗聴や索敵も行える。

蛇咬の舞（じゃこうのまい）
カルトの代表的な発。標的に付けた紙片を起点として、無数の紙吹雪を飛ばし敵を切り刻む技。
キメラアントの体を切断するほどの威力を持ち、攻撃範囲と精度の高さを兼ね備える。

補足・家族関係

ゾルディック家の五人兄弟の末っ子。
兄姉：イルミ／ミルキ／キルア／アルカ／カルト。
作中でのキルアとの直接的な絡みは未だなく、
入団の目的が“兄絡み”とされている点から、今後の再会が注目されている。

読者の声（抜粋）

・「かわいい見た目とのギャップがえぐい」
・「旅団最年少ながら存在感がある」
・「土萠ほたるがモデルというのが納得」

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