キキョウ=ゾルディック（キルア母）

所属・基礎データ

ゾルディック家の母親／暗殺者一族構成員
出身：流星街
血液型：A型
CV：雪絵れな（1999年フジテレビ版）／岩男潤子（2011年日テレ版）

西洋貴族風の帽子とロングドレスを身に着けた優雅な女性。 顔の大部分を包帯で覆い、右目には機械式スコープを装着しているため素顔は不明。 包帯の下の傷は、幼少期のキルアが家出時に負わせた刺し傷によるものとされる。

人物・性格

ゾルディック家の中でも特に強い母性愛と支配欲を併せ持つ人物。
キルアを「天才的な暗殺者の後継ぎ」として溺愛し、 彼が“普通の人間”として成長していくことを激しく拒絶している。

一方でキルアからは鬱陶しがられ、何度も冷たい態度を取られているが、 キキョウ本人はそれすらも「殺し屋としての成長の証」として喜ぶほどの親バカぶりを見せる。
彼女にとって愛情とは「才能を支配すること」と同義であり、 息子の自由意志を尊重する姿勢はほとんど見られない。

夫シルバの教育方針（放任主義）には反発していたが、最終的には従う形となっている。 また、カルトとは良好な親子関係を築いており、アルカをめぐる家族構造では夫婦仲も良好とされる。

外見・特徴

常にスコープ付きの眼鏡を装着し、遠隔で家族や邸内の様子を監視している。 その姿は冷ややかでありながらもどこか優雅で、 “貴婦人の皮を被った狂母”と評されることもある。
原作序盤では和服姿も確認されており、 暗殺者として活動していた時期があった可能性も示唆されている。

念能力

系統：操作系能力者
使用媒体：機械式スコープ
能力名・詳細は不明だが、スコープを通じて遠隔の映像を視認することができる。 これにより屋敷外や遠方の人物の様子を正確に把握する描写がある。

読者の声・補助情報

SNSでは「ホラー要素のある母親」「過保護を超えた支配」「顔の包帯が象徴的」といった意見が多い。
キルアに対する極端な愛情表現から、“ゾルディック家の母性の狂気”を象徴する存在として認知されている。 一方で、家庭を支える妻・母としての忠実な面も指摘され、 「家族の中で最も“家族的”」という逆説的な評価も見られる。

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