アルカ=ゾルディック

アルカ=ゾルディックは暗殺一家ゾルディック家の四番目の子で、一人称は「あたし」。CVは内田真礼（2011年版）。“おねだり”と引き換えに“お願い”を叶える存在ナニカを内に宿し、キルアにだけは無制限の「命令」が通る。

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所属・基礎データ

CV：内田真礼（2011年日本テレビ版）※1999年版には未登場
家族：ゾルディック家の五兄弟の一人（四人目）／血液型A型／推定年齢11歳前後
呼称の揺れ：使用人・兄たちは「弟」等で呼ぶ一方、キルアは「妹」と紹介する描写がある（作中で一貫断定はされない）
外見：前髪ぱっつんの黒髪ロング、袴＋着物＋ブーツ。公式カラーはピンクの着物×緑の袴（31巻表紙）。
性格：天真爛漫・純粋。キルアを最も慕い、ゴンへの気遣いも見せる。

「おねだり」と「お願い」

アルカ（の内の人格ナニカ）は、相手に3つの「おねだり」を出し、達成後に1つの「お願い」を叶える。規模が大きい願いほど次の「おねだり」難度と失敗時の犠牲者数が増大。連続で同一人物が「お願い」は不可、次の「おねだり」は別人へ。4回連続で断ると「断った者」と「その最愛の者」から死亡、足りなければ“共に過ごした時間が長い順”に拡大（イルミ調査／ミルキ証言等）。
例：執事ヤスハの「億万長者」→別執事カスガへの臓器要求×4（多数死亡）。ミルキの殺害依頼→旅行客の“毒らしき物を食べて”要求、失敗で多数死亡。

ナニカ（人格とルールの例外）

出現時は顔が白く、目と口が黒塗り化。返答は片言の「あい」。感情があり、キルアに褒められることを好む。
キルアだけは「お願い」ではなく**無制限の「命令」**が通り、反動も次回の「おねだり」に計上されない特例がある（ゴンの治療成功もこれに該当）。キルアは「他の奴の『お願い』は聞くな」と命令し、悪用の遮断に成功。

正体・起源

ナニカは暗黒大陸の「欲望の共依存」に分類される**ガス生命体アイ**と明かされる。ゾルディック家の先祖が暗黒大陸に赴いた経緯と符合し、アルカの内に宿る“別の何か”として共生していると示唆される。（キルア曰く「“キルア”と呼ぶのがナニカ、“お兄ちゃん”と呼ぶのがアルカ」。）

関係・結末（会長選挙編）

イルミは大量犠牲の連鎖を恐れアルカ抹殺を画策するが、キルアが「命令」の特例で回避。キルアは一時「もう出てくるな」とナニカに命令し悲しませるも、アルカの叱責で撤回し、以後は“アルカもナニカも守る”と誓う。ナニカはキルア経由でのみ機能する状態に。

評価・読者の声（補助）

SNS上では「最恐の力×最純の心」「依存と愛の物語」「キルアの『家族を守る』誓いの核心」といった意見が多い。
性別表記の揺れは“ゾル家の文化・外部資料の誤差・キルア視点の尊重”など複合要因として受け止められ、
「アルカはアルカ、ラベルより関係性で読むべき」という読みが支持を集める。