髙羽史彦（たかばふみひこ） [呪術廻戦]
髙羽史彦（たかばふみひこ）は『呪術廻戦』に登場する、売れないお笑い芸人にして“ウケると確信した想像を現実化する”術式『超人（コメディアン）』を持つ死滅回游の泳者。
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概要
滞留結界：東京第1結界
分類：死滅回游プレイヤー（覚醒型）〔確定〕
年齢：35歳
職業：売れないお笑い芸人（ピン芸人）
現在位置：虎杖・来栖らと行動→のちに羂索と交戦
術式：超人（コメディアン）〔確定〕
スタンス：命は奪わない「お笑い」優先の非殺生派
人物像
・常にテンションが高く、ギャグ→スベる→逆ギレまでが一連のテンポになっている濃すぎるキャラ。
・舞台ではフリップ芸をしていたがウケは悪く、拍手もまばらな冴えない芸人として日々を過ごしていた。
・「人から一生笑顔を奪う真似はせん」と語り、暴力は許容しても“殺し”だけは避ける芸人なりの矜持を持つ。
・伏黒からは「東堂と同じニオイがする」と評されるほどの奇人で、殺伐とした状況でも芸人ムーブを崩さない。
・ニュースや社会情勢に疎く、死滅回游の電力維持などを知らなかったことで、来栖から「大人の無邪気は邪気」と指摘される。
お笑いのルーツと過去
・お笑いを始めた理由は「もっと自分を知ってほしかったから」。孤独感を埋めるための選択だった。
・かつてはコンビ芸人だったが、報われない現実の中でコンビは解消され、ピン芸人へ。
・先輩・ケンさんから「100人中100人にウケるのは無理」「自分はお前のネタ嫌いじゃない」と言われるも、
その言葉を“逃げ道”として歪に解釈し、お笑いと正面から向き合わなくなっていった。
・自分を見に来た100人全員に自分を知ってほしかったのに、笑わなかった人を自分から切り捨てていたことを後に痛感。
お笑いを貫く軌跡
— **死滅回游でのセンターマン再登場**
・初登場後しばらく出番がなかったが、死滅回游本格化の最中、センターマン姿で伏黒とレジィの戦いに乱入し一躍話題に。
・誰も殺さず、得点0ポイントのまま戦い抜いていたことが判明する。
— **黄櫨戦～高専側合流**
・黄櫨の攻撃から伏黒を身を挺して庇い、そのまま共闘。以後は高専側と合流し協力者となる。
— **羂索との“命懸けお笑いバトル”**
・「人外魔境新宿決戦」で天使の推薦を受け、羂索への刺客として御所湖結界へ派遣。
・羂索との遭遇をきっかけに、無自覚のまま『超人』が本格的に発動し、
漫才・コント・謎シチュエーションが飛び交う“命懸けのお笑いバトル”が幕を開ける。
・羂索のロジカルなダメ出しを受けつつも、自分の原点と向き合い、
「オマエを胃袋吐くまで笑わせてやる!!」と宣言して芸人として立ち上がる。
・最終的に、羂索への“意外な援護”が入ったことで勝敗としては髙羽側の勝ちとなるが、
本人は白装束で穏やかな笑顔のまま倒れ、戦闘不能状態となる。
術式：超人（コメディアン）
・髙羽が「これはウケる」と確信した“お笑いのイメージ”を現実化する、理論上ほぼ全能級の術式。
・作中では「五条悟に対抗し得る」と地の文で明言されるほどのポテンシャルを持つ。
— **条件と縛り**
・本人が自覚していないため、術式発動も無意識。
・「自分でウケると思えないネタ」は具現化できない。
・ほんの少しでも「これではダメだ」と思えば失敗する。
・一方的な殺傷や“笑いにならない暴力”は成立しにくく、
結果として「赤はご法度」＝命は奪わない方向にバランスされる。
— **効果と戦闘例**
・地獄のような爆撃や高圧電流、交通事故レベルの衝撃を受けても軽症で済み、傷もいつの間にか無かったことになる。
・羂索曰く、「攻撃が効かないのではなく、効かなかったことにされた」とのこと。
・相手の顔に落書き、バンダナ・グラサン・コスプレを瞬時に装着させるなど、“常時必中”とも言える速度で効果が現れる。
・対象は髙羽のみならず、相手や周囲の状況にも及び、病院・野外クイズ会場・ファンタの海といった謎空間を創造。
・羂索との戦いでは「魂の共鳴」と形容されるレベルで相手のイメージも巻き込み、
互いのボケとツッコミが世界を書き換えるようなコント合戦へ発展する。
— **強さの位置づけ**
・実質「常時発動型の領域展開」めいた事象改変で、相手に一方的な消耗を強いる理不尽性能。
・領域による中和や反転術式による回復すら、状況次第では制限されるレベルの干渉力。
・九十九のブラックホールを超えてきた羂索ですら「このままでは負ける」と認めるほど。
・ただし精神状態に依存するため、宿儺のような“笑いにならない恐怖”の前では発動自体が怪しくなると示唆されている。
武器・小道具
— **ハリセン（仮称）**
・見た目はただのハリセンだが、攻撃を弾いたり、ツッコミ兼ガードとして使用。
・衣装的に隠し持てなさそうなため、これも術式による具現化と考えられる。
— **トラック（仮称）**
・特級叛霊・悪路王大嶽を召喚直後に即轢殺し、羂索ごと吹き飛ばした最凶クラスの“ネタ兵器”。
・「赤はご法度」が呪霊に適用されない例としても示されており、概念即死級の威力を持つ可能性が示唆される。
— **水上バイク（仮称）**
・「溺れるにゃんこ（ネコ耳髙羽）救出」というシチュエーション用に呼び出された乗り物。
・救助に向かう羂索の後頭部に突撃するなど、ツッコミ兼ダメージソースとして機能。
代表的なギャグ：余計なお世Wi-Fi
・髙羽を象徴する一発ギャグ。外で勝手に遅いWi-Fiに繋がった時に使うネタ。
・伏黒・レジィ・黄櫨の前で披露して大スベリし、「クソ客」と逆ギレ。
・羂索には「フリがないから客に伝わらない」とプロ目線でダメ出しされ、
読者含めてネタの意味がやっと伝わるというメタなお笑いになっている。
・ネタ中は本当に微弱なWi-Fi電波が出ているらしく、一応ネットは繋がるが遅すぎて実用性は皆無。
ユーザーの声
> 「ギャグ補正」を理屈で殴りつけてきた結果が『超人』なのが最高。
> 羂索との“命懸け漫才バトル”が作品屈指のカオス名シーン。
> 笑いと自己肯定のテーマが濃くて、ただのギャグキャラで終わらないのが好き。
関連項目
・羂索／虎杖悠仁／来栖華／死滅回游／超人（コメディアン） — 能力・テーマ比較に有用。
