宮沢熹一（キー坊） [タフ]

概要

所属：青葉工業高校
流派：灘神影流活殺術・第15代当主→灘・真・神影流当主
家族：父・宮沢静虎／叔父・宮沢鬼龍／伯父・宮沢尊鷹
初登場：『高校鉄拳伝タフ』第1話
あだ名：キー坊（作中ほぼ全員が使用）

高校鉄拳伝タフ（原作第1部）

連載初期はジャッキー・チェンのようなアクションスターを夢見る明朗な少年だったが、次第に格闘の道へ。
不良との喧嘩から始まり、格闘技・武術の強者たちと次々に激戦を繰り広げる。
アイアン木場、朝昇、ガルシアなどとの戦いを経て心身ともに成長。

ガルシアとの決戦では、禁断の「蠢蟹掌（二度打ち）」により彼を死なせてしまい、深いトラウマを背負うが、後に克服。
静虎と鬼龍の兄弟因縁が顕在化し、静虎が半身不随となる悲劇を経て、熹一は灘神影流の真の後継者としての道を歩み出す。

TOUGH（第2部）

父・静虎の治療費を稼ぐため闇試合「ダーク・ファイト」に参加。
数多の刺客と戦いながらも、「ハイパー・バトル」で静虎との親子対決に勝利。
その際、鬼龍から「熹一は静虎の実子ではない」と告げられ、さらに「玄腿（モンスター・フット）」という特異体質の存在が明らかになる。

兄・尊鷹との死闘を制し灘神影流の正統後継者として認められるが、実の父は日下部覚吾であることが判明。
世界中が見守る戦いで覚吾を打ち倒し、「灘・真・神影流」の当主として新たな時代を築く。
この時期の熹一は筋骨隆々となり、特徴的な「猛人注意」Tシャツを着用。誠実かつ不屈の精神でファンからの支持も厚い。

TOUGH 龍を継ぐ男（第3部）

主人公の座を長岡龍星に譲るも、物語の中核に関わり続ける。
過去には鬼龍を殺害し「NEO宮沢熹一」として暗躍していたが、すべては米軍を欺く芝居であり、ガルシア28号救出のための行動だった。
後に鬼龍が生存していたことが判明し、灘に復帰。龍星と共に闇の権力者たちと戦う。

龍星との初対面は最悪だったが、共闘を経て次第に認め合うようになる。
食卓を囲んだり、幻魔拳の後遺症に苦しむ龍星を活法で治療するなど、先輩・戦友としての成熟した姿も見られる。
その存在感は依然としてシリーズの象徴であり、「もう一人の主人公」として描かれることが多い。

人物像と特徴

根は真面目で町内清掃や勉強を怠らない性格だが、成績は芳しくない。
惚れっぽく、美人キャラに恋しては消える“猿空間送り”が定番のギャグ。
不屈の闘志と仲間への敬意を持ち、「強さ」と「義理」を両立させる姿勢が読者に愛されている。

ユーザーの声

> 熹一は“強さ”と“優しさ”を両立させたタフ世界の魂。
> シリーズが変わっても変わらない芯の強さがかっこいい。
> 龍星との関係が親子のようで胸が熱くなる。

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