ヂートゥ（チーター） [ハンターハンター]

所属・基礎データ

名称：ヂートゥ（Cheetu）
所属：キメラアント師団長（独立行動後、東ゴルトー王配下）
系統：具現化系能力者
CV：高城元気
外見：人型を基調としたチーター型の蟻。しなやかな筋肉質の体に豹紋様の斑点を持ち、俊敏さを象徴する外見をしている。
性格：陽気で短絡的。ノリが軽く、思いつきで行動する典型的な放出系気質に近い。調子に乗りやすく、状況判断や戦略思考には乏しい。
特徴：圧倒的なスピードを誇るが、戦術・知性・念理解が追いつかず、格上相手に敗北を重ねた。
象徴：キメラアント編における“力の使い方を誤った才能”の体現者。

主要エピソード

女王の死後、巣を離れて自由行動を開始。街の人間を狩っては遊ぶように殺害していたが、モラウとナックルの追跡を受け交戦。
圧倒的な速度で翻弄するも、ナックルの“ポットクリン”による念残高の概念を理解できず敗北。
その後、東ゴルトーの王政下でシャウアプフに師事し、念能力を再習得。
新たな能力「サバンナの念空間」を身につけ、リベンジを目論むが、戦闘中に自らの未熟さを露呈し敗走。
最終的には再戦の機会を得ることなく、ゼノ＝ゾルディックへの挑戦直前にシルバに瞬殺される。
「速さだけでは届かない」ことを象徴する最期となった。

役割

【サバンナの念空間（仮称）】
相手を自身と共に念空間へ閉じ込め、“鬼ごっこ”を強制する能力。触れた相手を“鬼”に変え、巨大な砂時計（制限時間8時間）の中で捕まらなければペナルティを科す。
ただし制約設定が粗雑で、逃げ回られると何も起こらず、能力の本質を活かしきれない欠点が多い。

【ボウガンとクロウの具現化】
右腕から具現化する武装。ボウガンによる射撃とクロウ（爪）による近接攻撃を組み合わせるが、ヂートゥ本人の速度が弾丸を上回るため、実質的には“無駄なメモリの浪費”。
ただし、隠との併用やフェイント運用で意外性を生む戦術性はある。

【紋露戦苦（モンローウォーク）】
「サバンナの念空間」喪失後に修得した新能力。詳細は不明。ゼノへの使用を試みたが、発動前にシルバに瞬殺されたため、作中では発動描写なし。

役割：
ヂートゥは「スピード」という天性の才能を持ちながら、それを活かす知性を欠いた“キメラアントの愚直な若者像”。
彼の存在は、力だけでは勝てない念バトルの構造を際立たせる象徴であり、ハンター×ハンター特有の「知略と理」の対比を担っている。
（補助）SNS上では「残念すぎる俊足」「速いのに弱いが憎めない」「シルバ戦の瞬殺が潔すぎる」といった感想が多い。

閉じる