ザザン [ハンターハンター]

所属・基礎データ

名称：ザザン（Zazan）
所属：キメラアント師団長 → 独立勢力の“女王”
系統：操作系能力者（放出系も併用）
部下：兵隊長パイク、複数の女性型蟻を侍らせる。
外見：人間に近い女性型の蟻。長いウェーブ髪、紫の唇、切れ長の目を持つ妖艶な容姿。背にはサソリの尾を備え、戦闘時には毒針を武器とする。衣装はタンクトップとビキニ、独立後はマイクロビキニ（原作：黒／アニメ：黄色）。胸部が強調される造形で、劇中でも際立つ女性的シルエットを持つ。
性格：高慢・支配的だが、部下を叱咤しつつも成果を褒める姉御肌な一面もある。自分を“女王の唯一の成功”と評するほど誇り高い。
特徴：ネイルやファッションを好む審美的嗜好を持ち、女性的自意識が強い。
象徴：七つの大罪における「サソリ＝色欲」を体現する存在とも評される。
CV：アニメ版では確認されていない（サブキャスト扱いにて登場回限定演出）。

主要エピソード

NGLで人間を捕獲し、ポックルのグループと交戦。彼を生け捕りにしてネフェルピトーに差し出したことで、キメラアントに「念」の概念が伝わる契機を作った。
女王の死後、他の師団長に先駆けて自ら“女王”を名乗り、独立勢力を形成。流星街に拠点を築き、住民を拉致しては尻尾の毒針による「審美的転生注射（クィーンショット）」で配下化。擬似的な繁殖によって軍勢を拡大し、独自の“蟻王国”を築こうとした。
この動きが幻影旅団との衝突を招き、ザザンは旅団のフェイタンと交戦。互角に渡り合うが、顔に傷を負わされた怒りから怪物形態へと変貌。フェイタンの「許されざる者（ペインパッカー）」の炎を受け、焼き尽くされて絶命する。
配下の兵隊長パイクらも同戦で討たれ、彼女の支配下にあった変異兵たちも最期には意志を取り戻し、旅団に挑んで全滅した。

役割

【審美的転生注射（クィーンショット）】
尾の毒針を注射器として用い、対象を異形の怪物へと変化させる操作系能力。変異体はザザンの支配下に入り、軍勢の一員として従属。
生命力が足りない個体は変異途中で死亡し、能力者であるザザンが死ぬと支配は解除されるが、姿は元に戻らない。
奥の手として自らに針を打ち込み、サソリ型の巨大怪物へと変身。新たな尾が生え、硬質化した皮膚によって防御力が飛躍的に上昇する。理性は保持するが、原形に戻れるかは不明。
【尾の攻撃】
神経毒を注入する刺突武器としても機能し、機動戦では鞭のように振るい相手を圧殺。

役割：女王の“模倣”として、キメラアントの「繁殖」「支配」「独立」の象徴を体現する存在。
（補助）SNSでは「最も人間的な悪女」「外見と能力が一致した美学の怪物」「フェイタン戦の演出が屈指」と評され、旅団編屈指の印象的敵役として語られることが多い。

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