赫者 [東京グール]
赫者（かくじゃ）は『東京喰種』世界において、“共喰い”を繰り返した喰種の一部が到達する異形の進化形態。<br> 膨大なRc細胞濃度により、体全体を鎧のように覆う“赫子装甲”を形成する。覚醒を意味する「覚りし者」に掛けた呼称でもある。
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概要
・発生条件：喰種が他の喰種を捕食し続けることでRc細胞濃度が異常上昇。
・特徴：通常の赫子とは異なり、全身を覆う装甲型の“身にまとう赫子”を形成。
・等級：確認されている赫者は例外なくSレート以上。
・外見：変異とともに“仮面”が自動生成される。
・副作用：意識の混濁・暴走。理性の喪失を伴うケースが多い。
・分類：純粋赫者（完全体）／半赫者（半喰種由来の変異体）
赫者の仕組みと特性
・通常赫子：体の一部から生える捕食器官（攻撃・防御）。
・赫者赫子：全身を包む“外骨格化”した赫子。再生・防御・膂力が格段に上昇。
・Rc増幅：捕食した喰種由来のRc細胞が極限値に達することで変異。
・暴走傾向：半赫者は特に顕著で、覚醒直後の制御不能率が高い。
代表的な赫者一覧
隻眼の梟（エト）
羽赫／SSSレート。全身を覆う四足の単眼巨体。再生能力・機動性・破壊力いずれも頂点級。V構成員を瞬殺する戦闘力を持つ。
不殺の梟（芳村功善）
羽赫／SSSレート。ショットガン・ランス・ブレード状など多様な赫子形態を操る万能型。再生力・攻撃力ともに極めて高い。
うろんの母
尾赫／SSSレート。筋骨隆々の巨躯。圧倒的な膂力を持ち、人間では抵抗不可能な怪力を誇る。
オウル（滝澤政道）
羽赫／SS+レート。嘉納の実験体として誕生した半赫者。スリムな装甲体で、両腕が槍状化。高い再生力を持つが暴走性が強い。
タタラ
尾赫／SS〜レート。アオギリの参謀。上半身を覆う赫子から“4000℃の赫炎”を噴出。火焔能力者として恐れられた。
ノーフェイス（ウタ）
鱗赫／SSレート。赫者化で顔の造形が消失し、無貌となる。攻撃形態の詳細は不明。
骸拾いのアラタ
甲赫／SSレート。全身鎧型の赫子を持つ殺戮喰種。駆逐後、その赫子がクインケ「アラタシリーズ」の基礎となった。
ムカデ（白カネキ）
鱗赫／SSレート。腰から百足状の赫子を生やす半赫者。異常な速度と攻撃力を誇るが、精神崩壊と表裏一体。
焔
甲赫／SSレート。中国『赤舌連』首領。法寺項介に駆逐。タタラと酷似した火焔放射能力を持つとされる。
クロ（クロナ）
鱗赫／SSレート。顔に無数の眼を持つ赫者形態。再生力が高く、切断からも復帰可能。
13区のジェイソン（ヤモリ）
鱗赫／S+レート。右腕を巨大化させ、打撃主体の半赫者。暴力的衝動の象徴的存在。
フロッピー
羽赫／レート不明。芳村ベースの半赫者。驚異的な防御力を持ち、隻眼の王カネキの攻撃をも通さない。
旧多二福
鱗赫／レート不明。真紅の単眼悪魔のような赫者。腰部から極太赫子を発現し、異常な膂力を示す。
死堪（カナ）
全赫子適性／レート不明（SSS相当）。四種すべての赫子を扱う特異な赫者。CCG後継組織TSCの最大の脅威とされる。
半赫者（はんかくじゃ）との違い
・半赫者：人間由来の肉体に赫包を移植し変異した存在（例：カネキ、滝澤）。
・赫者：純粋喰種が共喰いの末に変異した存在。
・両者の共通点：片目赫眼・暴走傾向・赫子の全身展開。
象徴と意味
赫者化は“喰種が理性を失い、力に支配される極点”の象徴。
同時に、極限の苦悩や覚悟が生む“進化の代償”でもあり、金木・滝澤・芳村らの物語では精神の鏡として描かれる。
ユーザーの声
> 赫者化は“怪物化”でありながら、“喰種が人間を超える瞬間”でもある。
> どの赫者も、その背後にある苦悩と代償が美しくも痛々しい。
