赫子（かぐね） [東京グール]
赫子（かぐね）は喰種の捕食器官。体内の赫包（かくほう）に蓄えられたRc細胞が高濃度で集合・活性化することで皮膚を突き破り放出され、攻撃・防御・補助機能を果たす。
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概要
・定義：喰種が持つ生体兵装であり、通常は体内の赫包に収納される器官。
・発現トリガー：感情の昂ぶり・戦闘適応（反復）・極度の身体負荷などで赫包が開放される。
・基礎物質：Rc細胞（人間の約10倍の濃度で喰種体内に存在）。Rcの蓄積・結合によって赫子が形成される。
主な性質
・可塑性：硬化⇄軟化を瞬時に切り替え、鞭のようにしなる・刃のように硬化など多彩な挙動を取る。
・体積増幅：本体より大きな体積を赫子が占めることが可能（外装化・装甲化）。
・生体機能化：一部個体は赫子を消化器や声帯の補助として使用する例がある。
・自動生成される仮面：赫者化・半赫者化で“マスク”が自動形成される事例が多い。
4タイプ（四竦み）
・羽赫（うかく）―― 肩部由来、翼／羽状。俊敏・射撃兼備、消耗しやすい。
・甲赫（こうかく）―― 胸腹・堅甲化。防御特化で断続防御に強い。
・鱗赫（りんかく）―― 腰部由来、鱗状触腕。しなやかで一撃の破壊力・再生に優れる。
・尾赫（びかく）―― 尾状／ムチ型。リーチと打撃圧が強く、中〜接近での殲滅力が高い。
（相性はじゃんけん型で循環的優劣が存在し、相性不利の赫子から受けるダメージは回復を遅らせる“毒性”的効果を伴う。）
形成と動作の仕組み
・Rc細胞の凝集→赫包の結晶化→皮膚突破という順で「器官」が出現。
・赫子の動きは神経・筋繊維の延長ではなく、Rc細胞制御による“生体流体”の動員である。
・赫子は一時的に“外部武装”となり、消耗（Rc消費）→回復（食物／休息）を繰り返す。
クインケとの関係（流用・対策）
・クインケ：赫子由来素材を加工した対喰種武器。赫子の特性（形状・属性）を模倣・強化して兵器化。
・用途：赫子をそのまま模すことで喰種の防御特性に対する最小破壊手段をコンパクトに得る。
・注意点：赫子は“器官”であり、理論上は素手の破壊力でも喰種を駆逐可能だが、赫子の方が効率的に破壊力を得られる。
戦術的含意
・個体差が大きく、同じ赫種でも戦法は千差万別。
・戦闘では赫子の“発現タイミング”とRc管理（消耗管理）が勝敗の鍵。
・赫者化・半赫者化は極限出力だが暴走・理性喪失のリスクを伴う。
注意点・補足
・赫子の詳細な作用機序は個体・状況で変化し、作中でも明確に解明されていない設定要素が多い。
・表記上は「赫子＝器官」と明記し、能力説明では必ず確度（作中描写／推察）を分けて扱うこと。
ユーザーの声
> 赫子は“喰種の身体そのものが武器化した瞬間”を示す。説明するときは「器官」としての生物学性を忘れないでほしい。
