平等院鳳凰 [テニスの王子様]

プロフィール

学年：高校3年（牧ノ藤学院高等部）
身長：189cm／体重：74kg
誕生日：7月4日（蟹座）／血液型：A型
利き腕：右　視力：両目2.0
プレイスタイル：オールラウンダー
ラケット：HEAD YouTek Graphene Speed Pro 18/20
シューズ：adidas adizero ACE II AC M
趣味：写経／日課：水行
家族構成：曾祖母・祖母・父・母・妹
好きな色：金色／好きな食べ物：緑茶
好きな本：般若心経
好みのタイプ：大義を持つ者
座右の銘：「全てのものは滅びゆく、怠ることなく精進せよ」
行きたいデートスポット：座禅のできる寺
今ほしいもの：竹刀、日本代表の勝利
声優：安元洋貴

概要と人物像

U-17日本代表の頂点に立つ男。No.1の座を持つがゆえに孤高、 そして“破壊と再生”を己で体現する存在。

一見すると冷酷な破壊者だが、内面には武士道と慈悲を併せ持つ。 2年前のフランス大会で落下物から少女クロエを庇い背中に深い傷を負い敗北。 この事件が彼を「義では世界を獲れない」と悟らせた転機となる。

帰国後も「滅びよ」「散れ」と言い放ちながらも、 仲間を庇い、傷ついた者を見捨てない。 遠野篤京に代表バッジの返却を命じたのも、彼の再起を促すためだった。

フランス戦後、敗北したデュークに「2年後はお前が連覇しろ」と激励。 その背中には、覇王でありながら“導く者”の姿があった。

ボルクとの激闘 ― 阿頼耶識の覚醒

準決勝ドイツ戦、無敗のプロ・ボルクとのS1対決。
ボルクの「螺旋の洗礼」に自ら飛び込み、極限の精神圧を得て覚醒。

やがて意識を超えた「阿頼耶識（あらやしき）」の境地に到達し、 無限の攻略パターンを導き出す絶対攻略型テニスへと進化した。

互いに限界を超え、最終的に平等院はネットぎわのボールを返球し勝利。 試合後、血塗れのまま倒れた彼の姿は、まさに“修羅の極楽”を体現していた。

主な技

● 光る球（デストラクション）
スーパースイートスポット（SSS）を超越した打点から放たれる破壊球。 観客席のコンクリートを粉砕する威力を持ち、 被弾者は後に内臓損傷を引き起こすとされる。
越前リョーガ曰く「あとから内蔵に来る」。

● 世界の技（World Pirates）
世界各地で修行し、各国の象徴的プレイを昇華した総合技群。 例：Pirates of the World、Snake Charmer of India、 El Toro de Español、Phoenix of Egypt、Matryoshka of Russia、 Exotic of Japan、中国红龙爪、Roar of the AFRICAN Simba 等。

● 羆落とし
ボルク戦で披露。返球の隙を突いて静かに仕留める一撃。

● 阿頼耶識（あらやしき）
無意識下の潜在意識が無限の攻略パターンを導く、 最終形態の集中状態。亜久津の“無没識”の進化版。
覚醒時の平等院は、相手の技を“見切る”ではなく“存在ごと乗り越える”。

人間関係

・徳川カズヤ：己を映す後継者。厳しくも的確に鍛え上げる。
・越前リョーガ：危険な才能を持つ若者。 　「奴はチームを破壊する」と評しつつも、その可能性を恐れない。
・デューク渡邊：かつて敗れた宿敵。妹を救い、彼の信念に影響を与えた。
・遠野篤京：再起不能の彼に“生き方”としてのテニスを教える。
・三船入道：互いに信頼を寄せるが、戦略判断ではしばしば対立。

象徴と思想

・信条：「怠ることなく精進せよ」──彼の精神修行はテニスそのもの。
・宗教観：般若心経を愛読、写経で心を整える。 　“勝利”と“悟り”の同化を目指す、僧兵的アスリート。
・モチーフ：フェニックス（不死鳥）。敗北と死を超え、常に再生する。

総評

平等院鳳凰は、「破壊の中に悟りを見出す男」。 彼の一打は敵を滅ぼし、同時に自らをも焼き尽くす。 それでもなお、立ち上がる姿が“日本の覇王”と呼ばれる所以。
光る球の閃光は、滅びの象徴であり、再生の始まり。
彼は言葉通り──テニスの中で、悟りに至った“修羅の仏”である。

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