遠野篤京 [テニスの王子様]

プロフィール

・学年：聖シャルル学園高等部3年（部長）
・身長：184cm　体重：70kg
・誕生日：4月27日（牡牛座）
・血液型：AB型
・利き腕：右
・視力：両目1.4
・プレイスタイル：アグレッシブ・ベースライナー
・得意技：処刑法（13種＋α）
・ラケット：PROKENNEX Q30
・シューズ：DIADORA SPEED COMFORT SL IV AG
・趣味：博物館めぐり、黒い絵の鑑賞
・家族構成：祖母（呪術師）・父・母
・座右の銘：「我は正しき者を招かんとにあらで、罪人を招かんとて来れり」
・好きな色：赤紫
・好きな食べ物：アップルパイ、レバー（生に近いもの）
・好みのタイプ：血色の良い女
・得意科目：中世史
・好きな本：『世界の処刑大全』
・行きたいデートスポット：鈴々森と小塚原
・行きたい旅行先：コンコルド広場
・苦手なもの：保健室
・声優：片山裕介

概要と人物像

U-17日本代表No.8。通称「Genius10」の一人。
聖シャルル学園で部長を務めるカリスマであり、青森出身。 ワンレンの黒髪に細いヘッドバンドを巻いた、神秘的な風貌が特徴。

異名は「コート上の処刑人」。 勝利への執念と狂気が混在するプレイヤーで、敗者を“処刑”することに美学を見出している。
普段から暴言・過激な発言が多く、恐れられる存在だが、 その内には確かな信念とテニスへの絶対的誇りが宿る。

中学時代に平等院鳳凰との対戦で左膝を粉砕され、圧倒的な敗北を喫す。 以後、恐怖と崇拝が入り混じった感情を抱き、平等院を“信仰対象”のように見ている。

作中での活躍

・中学生との入れ替え戦では君島育斗とダブルスを組み、 　木手永四郎＆丸井ブン太ペアと対戦。性格不一致でチームは不安定だったが、 　遠野は試合中、古傷の左膝を狙われ皿を破壊される。 　君島の冷静な交渉で勝利条件を得るも、遠野はリタイア。

・U-17W杯では、ギリシャ戦ダブルス1で切原赤也と組む。 　“処刑人の血を継ぐステファノプロス兄弟”の技を受けながらも兄を撃破し、 　弟には悪魔赤也をけしかけ勝利するが、再び膝を狙われて戦線離脱。
　結果的に切原を守る形となったが、それが意図的かは不明。

・決勝選抜戦ではリハビリを経て復帰。 　君島とのペアで毛利・越知組と対戦し、 　後輩たちを成長させる“試練の役目”を果たした。

技と能力 ― 処刑法（エクスキューション）

遠野の代名詞にして狂気の象徴。
13の処刑法を完遂された者は、全身が麻痺して動けなくなるという。

1. 切腹（ラケットの柄を腹に当てる）
2. 銃殺（額を狙撃）
3. 生き埋め（脳天にスマッシュ）
4. 苦痛の梨（口へボールを押し込む）
5. コロンビア・ネクタイ（喉への直撃）
6. セメント靴（足に打球）
7. ファラリスの雄牛（太腿へ打撃）
8. ウィッカーマン（胸に打球）
9. 松の木折り（詳細不明）
10. 聖アンデレの十字架（詳細不明）
11. 鉄の処女（詳細不明）
12. 電気椅子（みぞおちを直撃）
13. ギロチン（顔面へのサーブ）

最終段階として、相手の首後ろを撃ち抜く“其の零・介錯”が存在。 これは肉体的損傷を伴わず、精神的支配により相手を崩壊させる。

※『焼肉の王子様』では処刑法29「焼肉地獄」も登場。 　お椀に肉を延々と盛り続けるという、地獄のギャグ技。

人間関係

・君島育斗：冷静な頭脳と残酷な感性を持つパートナー。 　遠野は彼を「自分以上に恐ろしい」と感じながらも心地よさを覚える。

・平等院鳳凰：左膝を砕いた宿敵にして、信仰対象。 　恐怖と敬意が同居する複雑な関係。

・切原赤也：ギリシャ戦でのペア。彼の“悪魔化”を解放した。

・毛利寿三郎＆越知月光：試練を与えた後輩ペア。彼らの覚醒を導いた。

外見と特徴

長い黒髪のワンレンストレートにヘッドバンド。 血のように冷たい瞳と不敵な微笑が印象的。 普段は端正な容姿ながら、試合時は狂気的なオーラを放つ。

総評

遠野篤京は、「勝利のために人の心を斬る男」。
そのテニスは暴力ではなく、儀式であり信仰。
恐怖・痛み・血の象徴として、U-17の闇に咲く異端の花。
彼の“処刑法”とは、敵を倒すためではなく、己の存在を刻む祈りである。

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