五条悟 [呪術廻戦]

概要

CV：中村悠一／伊瀬茉莉也（少年期・佐々木せつこと兼任）
舞台俳優：三浦涼介
年齢：28歳→29歳〔作中時点〕
生年月日：1989年12月7日（いて座）
命日：2018年12月24日〔作中描写〕
身長：191cmほど（東堂葵より高い）
出身地：京都府
所属：都立呪術高専・東京校1年担任／呪術界御三家・五条家当主
等級：特級呪術師（日本に4人のみの一人）
生得術式：無下限呪術
特異体質：六眼
領域展開：無量空処
反転術式：使用可能
黒閃：経験あり
一人称：「僕」（現在）／「俺」（学生時代）／「私」（上層部前）
好きな食べ物：甘いもの（思考用に食べていたら好きになった）
嫌いな食べ物：アルコール（酔い＋術式出力がバグるため）
ストレス源：呪術界上層部絡み

基礎データと立ち位置

・2017年時点で「国家転覆も可能」とされる特級呪術師であり、その中でも群を抜いた別格の実力者。
・呪術御三家・五条家の現当主であり、菅原道真の子孫。乙骨憂太とは超遠縁の親戚。
・幼少期から賞金首として狙われるほどの才能を持ち、彼の誕生以降、呪霊の力が増し世界の均衡が変化したと語られる。
・名前だけで呪詛師の活動が鈍るほど恐れられ、呪術全盛期を知る術師からも最大警戒される存在。
・虎杖悠仁の死刑に「宿儺の指を全て取り込ませてから殺す」という形で実質無期限猶予を与え、高専入学を実現した。

性格・人物像

・飄々とした軽いノリで周囲を振り回す、掴みどころのない性格。自分でも「性格が悪い」と評する問題児気質。
・対峙した相手を煽り、怒らせることも多く、家入からは夏油とまとめて「クズども」、七海からは「信頼しているが尊敬はしていない」と評される。
・五条家で甘やかされて育ち、身内に叱る人間がいなかったことが、生意気さの一因とされる。小学生時点で現在と近い人格が完成していた。
・特級術師としての給料は閣僚クラスであり、御三家当主としても超富裕層。銀座の寿司屋に教え子を連れて行くなど金銭感覚は豪快。
・睡眠時間は3時間ほどと短く、その中で任務・事務・上層部との折衝・教師業をこなすワーカーホリック気質もある。

教師としての一面

・「教師なんて柄じゃない」と言いつつ、呪術界を変革するために“強く聡い呪術師の仲間”を育てることを目的に教鞭を執る。
・深夜に授業の準備、任務の引率、生徒ごとに異なるアドバイスや挑発、稽古の場を用意するなど、良い教師であろうとする努力は惜しまない。
・日下部には「最初から何でもできるから教えるのには向かない」と評される一方で、若い呪術師の将来性には人一倍期待をかけている。
・天内理子の件や夏油との決別を経て、価値観はやや軟化しており、「強けりゃ良いじゃん」というスタンスと同時に、依頼者の願いを叶えるために無茶をする面も残る。
・学生時代は「俺 正論嫌いなんだよね」と発言するなど、今以上に不遜で秘匿や配慮を嫌っていたが、夏油の助言もあり一人称を「僕」へ矯正した経緯がある。
・渋谷事変では動揺により一瞬「俺」が表に出るなど、過去とのつながりが言葉遣いにも滲んでいる。

容姿・ビジュアルモチーフ

・白髪・碧眼・190cm台の長身という日本人離れした美形。服の上からは細身に見えるが、脱ぐと逆三角形のマッチョ体型。
・呪力を詳細に視認する「六眼」を持ち、普段は目隠しで隠しているが視認は問題なく行える。作中でも随一のまつ毛の長さが描写される。
・現在は黒い目隠しが基本。前日譚では白い包帯で目隠しをしており、作画コストの都合で現在のシンプルなデザインに変化した設定がある。
・学生時代は透過しない真っ黒な丸サングラスを着用。現在も時折形状の違うサングラスをかけることがある。

戦闘能力・呪術の特徴

・無下限呪術と六眼を併せ持って生まれた数百年ぶりの術師であり、呪力効率・出力ともに作品屈指。
・六眼の恩恵により、呪力ロスをほぼゼロに抑えた運用が可能で、アメリカ首脳陣からは「一人で一国の電力を賄える可能性すらある」と評された。
・領域展開「無量空処」を当然のように扱い、領域のサイズ拡縮や内外条件の逆転、外側だけ小さく内側を広大にするなど、空間的矛盾を成立させる応用力を見せる。
・術式を使わない呪力強化体術だけでも複数の特級呪霊を無傷で圧倒し、非術師への被害を出さない制約下でもその実力は揺らがない。
・真人の改造人間1000体を299秒で殲滅し、強力な術師の領域内でも互角以上に戦うなど、スケール・スピードともに桁外れ。

六眼・反転術式・領域運用

・六眼によって相手の呪術構造を精密に分析でき、咄嗟の判断力・胆力・対応力と組み合わせて“戦いながら解体する”スタイルを取る。
・シン・陰流の正式な門下ではないが、「簡易領域」を使用可能であり、六眼で一度見た技を即座にトレースできる天才性を持つ（ただし伝授は不可）。
・御三家の当主として、領域対策である秘伝「落花の情」も修得している。
・反転術式も高度に扱え、自身の脳を常時修復しつつ腕の再生なども可能。それを通常の呪力操作と併用しながらトップクラスの格闘戦を展開できる。
・通常不可能とされる「領域展開後に焼き切れた術式の早期再使用」も、右脳前頭前野を自ら破壊し反転術式でリセットする荒業によって実現している。
・この方法は繰り返すほど脳へのリスクが蓄積するため、五条だからギリギリ成立しているピーキーな運用と言える。

強さの限界と弱点

・冥冥からは「彼一人で日本にいる人間全員を皆殺しにできる」とまで評されるほどの殲滅力を持つ。
・最大の弱点は、その圧倒的な力のせいで“味方がいる状況”で本領を発揮しにくいこと。ほとんどの術師が足手まといになってしまう。
・作中でも「彼が一番強いのは一人でいる時」と明言されており、百鬼夜行のような多方面同時多発的な事案は物理的な対応限界を超え得る。

主な人間関係

・虎杖悠仁：宿儺の器として秘匿死刑となりかけたところを、上層部に掛け合って猶予を勝ち取る。マンツーマンの稽古や食事を共にし、師弟かつ“ノリの合う相棒”のような関係を築く。

・伏黒恵：小1時に禪院家へ売られる予定だった伏黒を保護し、津美紀と共に高専からの援助を通す。後見人かつ師弟として、五条は「自分に置いていかれないくらい強くなること」を期待している。

・釘崎野薔薇：チームの紅一点。直接の関わりは少ないが、じゅじゅさんぽではスカートを穿いて虎杖とはしゃぐなど、距離感は軽妙。

・乙骨憂太：特級過呪怨霊・祈本里香に取り憑かれ死刑寸前だったところを救い、「一人は寂しいよ」と語りかけて高専に迎え入れた教え子であり超遠縁の親戚。ポテンシャルゆえに指導は誰より厳しい。

・禪院真希：禪院家との関係から、入学前から面識があったとされる。受け持ち生徒ではあるが、直接の師事は多くない。

・狗巻棘・パンダ：悪ノリの相棒枠でもあり、制服を盗むなど一線を越えかけるギャグ行為に付き合わせることも。

・秤金次・星綺羅羅：秤曰く「世話になった人」。二人から「五条さん」「悟ちゃん」と呼ばれ、距離の近さが窺える。

・夜蛾正道：学生時代の担任であり、数少ない理解者の一人。関係は良好。

・七海建人：一学年下の後輩。五条からのウザ絡みを軽くいなすが、仕事面では厚く信頼し合っている。

・家入硝子：学生時代からの同級生で友人。立場は中立寄りながら、五条に最も寄り添う立ち位置。

・伊地知潔高：二学年下の補助監督。五条にこき使われる苦労人だが、最も信頼されているサポート役でもある。

・夏油傑：学生時代の親友で、「青い春」そのものと五条が語る存在。決別後も「たった一人の親友」として記憶に残り、五条が教師を志すきっかけとなった。

・伏黒甚爾：高専時代に対峙した最大の敵。夏油との決別の遠因であり、同時に五条が“本当の意味で最強”へ至る契機ともなった人物。恵を託されることになる。

・両面宿儺：史上最悪の呪いの王にして史上最強の術師。覚醒後の五条が、「どちらが最強か」を巡って全力で激突する宿命の相手。

ユーザーの声

> 「最強」の概念を、才能・努力・環境・責任ごと背負わせたキャラ造形が刺さる。
> 教師としての甘さと、呪術師としての冷徹さが同居しているところが一番の魅力。
> どれだけイキっても“夏油の親友”という一点で人間味が底に残っているのがずるい。

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