レイザー

所属・基礎データ

登場：グリードアイランド編（単行本15〜18巻）
CV：古澤徹（OVA版）／黒田崇矢（2011年アニメ版）
肩書き：グリードアイランド ゲームマスター（担当アルファベット「R」）
出身・経歴：元死刑囚。ジン＝フリークスに捕らえられた後、信頼を受けゲーム運営側に加わる。
担当領域：「同行（アカンパニー）」など移動系スペルの制御、および外部侵入者の排除など、放出系システムの管理。
外見：黒髪の角刈り気味のソフトモヒカン。筋骨隆々の体格で、常にスポーツウェア姿。鋭さと穏やかさを併せ持つ表情が特徴。
性格：冷静沈着で理性的。真剣勝負に誠実に臨む性格で、対戦相手の力量を素直に認める潔さを持つ。
過去：貧困層の出身で、暴力に満ちた少年期を過ごす。誰にも名前を呼ばれなかった孤独な人生を経て、ジンの信頼によって人間性を取り戻した。

主要エピソード

グリードアイランド内ではソウフラビの街を支配する海賊団の頭領として登場し、指定カードNo.2『一坪の海岸線』入手のためのイベントボスを務める。
プレイヤー側のゴン・キルア・ビスケ陣営と「地獄のドッジボール」で激突。放出系念弾による高威力の攻撃で圧倒し、ゴンの全オーラを込めた渾身の一撃すら受け止めてみせた。
最終的には敗北を認め、潔くイベントの勝者としてゴンたちを称える。戦いを通じて、ジンの息子であるゴンに「信頼の意志」を重ねるような描写がなされている。

念能力

系統：放出系
代表技：
・**念弾投射**：球状のオーラを投げ付け、クルーザーを一撃で沈めるほどの威力を持つ。放出系能力者の中でもトップクラスの破壊力を誇る。
・**14人の悪魔（フォーティーン・デーモンズ）**：
審判役No.0とNo.1〜7までの人型念獣を召喚。念獣は合体・強化可能で、No.6とNo.7を合体させたNo.13はヒソカですら力比べを諦めるほどの膂力を持つ。
ドッジボール戦ではこれらの念獣をチームメンバーとして操り、完全な球技型戦闘スタイルを展開する。

念弾・念獣いずれも高精度な放出技術に支えられており、レイザー自身の身体能力も極めて高い。ビスケから「本当に強い」と評され、フィンクスも初見で「強エなこいつ」と認めている。

役割

役割：グリードアイランドにおける「試練の守護者」。
ジンの理念──“力と信頼の証明”──を体現する存在として、ゴンにとっては父との間接的な邂逅とも言える存在。
彼の戦い方や言葉遣いにはジンとの共通点が多く、ゲームそのものの「精神的な中核」を担っている。
補助情報（読者反応）：ファンの間では「作中最も誇り高い犯罪者」「ジンが信頼した唯一の罪人」として人気が高く、ドッジボール戦はシリーズ屈指の名勝負として語り継がれている。

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