ルーカス [ケントゥリア ]

概要

作品名：ケントゥリア（Jump＋連載／著：暗森透）
所属：元傭兵→王国黒騎士団
愛称：ルカ（ユリアンからの呼称）
年齢：不明（青年期）
家族：父・至高き君（王）／異母妹・ラクリマ
特徴：黒槍と盾を操る異能者／無貌の黒騎士として恐れられる存在

来歴と人物像

西部の街でユリアンとディアナに出会い、流れ者として同行するようになる。
亡き母を想い、父との関係は険悪。自身を「傭兵上がり」と称しながらも、元近衛や辺境伯との縁を持つなど人脈は広い。
気さくな口調でユリアンを「ユーリ」と呼び、互いをあだ名で呼び合うほど打ち解けていく。

殺し合いの場では一切の躊躇がなく、騙し討ちや不意打ちもためらわない現実主義者。
しかしその裏には、誰にも明かせない“王族としての素性”を背負う孤独がある。

異能と戦闘能力

・異能①：「拒絶したものの通過を拒む盾」を生成する能力。物理・魔術を問わず拒絶範囲を自在に操る。
・異能②：「巨大な黒槍」を創出し、敵を貫く攻撃型の異能。
この二つの異能を併せ持つ存在は作中でも彼のみであり、ラクリマの反応からも“異質な稀有体”と示唆されている。
少なくとも一つの異能は〈森〉由来とされ、その出自は王国の外に連なる異界の力に関係している。

正体と背景

実は至高き君の庶子にして王宮の黒騎士の一人。
追放を免れた唯一の庶子として、「甲冑を脱がぬこと」「誰とも関わらぬこと」を条件に王宮内で生かされていた。
そのため、素顔を知る者はおらず“無貌の黒騎士”と呼ばれ、亡霊のような存在として恐れられている。

彼の冷静さと皮肉な振る舞いは、その孤立と王への複雑な感情を覆い隠す仮面でもある。
ラクリマとは異母兄妹にあたり、血の宿命に翻弄されながらも、ユリアンらとの出会いによってわずかに人間らしい温度を取り戻していく。

性格と信条

・戦闘では冷徹だが、会話では皮肉と茶目っ気を交える。
・「生き延びるためなら綺麗事はいらない」という信念を持つ。
・ユリアンを観察しつつも、どこか兄のように接する描写もある。

ユーザーの声

> 仮面の下に人間らしい優しさが見える。
> “拒絶の盾”と“黒槍”の対比が象徴的でかっこいい。
> 王族の影に生きる彼の正体が判明した時の衝撃が忘れられない。

閉じる