ベンジャミン（第1王子） [ハンターハンター]

所属・基礎データ

名前：ベンジャミン＝ホイコーロ（Benjamin Hui Guo Rou）
地位：カキン帝国 第1王子
父：ナスビ＝ホイコーロ（国王）
母：ウンマ王妃（正室）
同母弟：ツェリードニヒ＝ホイコーロ（第4王子）
地位・役職：王国軍事最高副顧問／私設兵団指揮官
性別：男性
外見：筋骨隆々の大柄な体躯。鋭い眼光と威圧感を放つ戦士然とした風貌。
初登場：暗黒大陸編（王位継承戦編）
守護霊獣：昆虫型の人型霊獣（両肩に乗り歯を剥き出しにしている）
念系統：特質系（※自身の能力構造上、特質系に分類される可能性が高い）

人物像・性格

一人称は「オレ様」。誇り高く、強烈なカリスマと行動力を兼ね備えた支配者型の人物。
己こそが次期国王に相応しいと信じており、王位継承戦においても最も積極的に他の王子を排除する立場を取っている。

脳筋的に見えるが、実際には**戦略眼と判断力を持つ軍人型リーダー**であり、
部下の進言も柔軟に受け入れる器量を持つ。側近のバルサミルコからも「剛柔併せ持つ唯一の王」と評される。

ただし感情の昂りが早く、短絡的な思考に陥る場面もあり、
政治的駆け引きや心理戦ではツェリードニヒのような冷徹な知能派には劣る。
結果として、王よりも前線指揮官、すなわち“将軍”としての資質の方が高いとされる。

主要エピソード

初登場シーンでは、電話中にライオンを素手で絞め殺すという圧倒的な暴威を披露。
この場面は、彼の“生まれながらの捕食者”としての象徴的描写となっている。

王位継承戦においては、自らが既に念能力を修得しており、
配下の私設兵15名も全員が念能力者という圧倒的な布陣を敷く。
兵団は正規軍と同等の権限を有しており、王族の中で最も強固な戦力を保持している。

弟ツェリードニヒとの関係は極めて険悪で、同腹兄弟でありながら互いを“敵”と明言。
「俺が直接、処分する」とまで口にしており、血縁よりも支配と権威を優先する思想を示している。

念能力：星を継ぐもの（ベンジャミンバトン）

自身に忠誠を誓った念能力者が死亡した際、
**その能力を自らのものとして継承する**という能力。

ただし、譲渡資格を持つのは以下の条件を満たした者に限られる：
- カキン国王軍学校を卒業していること
- ベンジャミン直属の私設兵団に所属していること

継承した能力は手の甲の指の付け根に刻まれた★マークに宿る。
この“星”がベンジャミンの強大なオーラの象徴となっており、
彼の周囲に死んだ部下の“力の系譜”が蓄積されていく構造になっている。

例：ムッセの死後、彼の念能力「裏窓の鳥（シークレットウィンドウ）」を継承。
これにより第2王子カミーラを常時監視できるようになった。

私設兵団（第一王子直属部隊）

ベンジャミン直属の私設兵団は**15名の念能力者**で構成され、
全員が軍学校卒のエリート。正規軍と同等の行動権限を持ち、
各王子の監視・諜報・暗殺を担当している。

- **バルサミルコ＝マイト**：参謀。操作系に精通。知略で兵団を統率。
- **ビンセント★**：「虚空拳（エアブロウ）」の使い手。自害。
- **バビマイナ**：高精度の“円”を持つカウンター型。人格者。
- **ヒュリコフ**：念の系統を見抜く観察眼を持つ。
- **ムッセ★**：「裏窓の鳥」。死亡後、能力はベンジャミンが継承。
- **リハン**：「異邦人（プレデター）」で敵念獣を捕食。
- **ウショウヒ**：「殺人を無罪にする方法」。暗殺特化。
- 他多数：各王子の部屋に配属され、王妃や護衛との情報戦を展開。

守護霊獣

昆虫人間のような姿をした不気味な霊獣で、
常にベンジャミンの両肩に乗り、鋭い歯を剥き出しにしている。
能力詳細は未判明だが、攻撃的な性質を持つとされ、
“忠誠”や“支配”といったベンジャミンの精神性を象徴している。

役割

ベンジャミンは王位継承戦の中で「力による秩序」を体現する存在。
その思想は“実力こそ正義”であり、弟ツェリードニヒの“知略による恐怖支配”と対照を成している。

彼の存在は、王族間の闘争が単なる血縁争いではなく、
“暴力と統治の哲学”をめぐる戦いであることを示す象徴的なキャラクターである。

（補助）SNS上では「最も“王”らしい男」「カキンの戦国武将」と評され、
その豪胆さと忠義に厚い部下たちの関係性が高く評価されている。

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