ブルーニトロ [トリコ]

①所属・基礎データ
分類：高位グルメ生物（ニトロ種／青の宇宙出身）
拠点：グルメ界・ダイニングプラネット。
別称：「グルメ貴族」「青の宇宙の住人」。
特徴：極めて高い調理技術を持ち、惑星そのものを“料理”する概念的な種族。
体色は必ずしも青ではなく、「ブルーニトロ」の名は彼らの出身世界「青い宇宙」に由来する。

②概要と目的
ブルーニトロは古代より他のグルメ細胞の悪魔を支配し、
惑星規模の生命を食材として調理していた存在である。
だが、彼らの一体であり最大の食欲を持つ悪魔「ネオ」が暴走・逃走したことで、
彼らは赤い宇宙（トリコ世界）に移動し、ネオ封印のための「金の缶詰」計画を進行。
目的は一貫して“食の循環を制御し、宇宙の崩壊を防ぐ”ことにあった。

③構成メンバー
・センター：黒いトサカを持つ。ペアにより「復活の余地を残すため」暗殺される。
・ペア：赤いトサカと装飾を持つ理性的な個体。アカシアと親しく、唯一生存。
・アナザ：老女のような姿を持つ最上位個体で、命令権を持つ。ビッグバンで宇宙へ吹き飛ばされる。
・ニュース：巨体の個体。命玉で一度蘇生するも、次郎により死亡。
・GOD：ドレッドヘアーの個体。次郎のヘッドシェイカーで頭部が液状化し死亡。
・エア：白いトサカの個体。一龍を殺害した実力者だが、最終的にネオに捕食される。
・アース：黒褐色の体毛を持つ。ギネスパンチを受け死亡。
・アトム：アフロ姿の個体。カカに変装してエリア7でトリコらと接触。猿武を教える。鉄平によってウチューリップの苗床にされ、生死不明。

④活動と最期
一龍を殺害したのち、GODの復活を察知してネオ封印計画を再始動。
だが、アカシア＝ネオの覚醒により次々と敗北。
次郎のエターナルノッキングによって大半が粉砕され、最終的にペアを除いて全滅。
その後、ペアの発言から彼らが「食霊」として再び現れる可能性が示唆された。

⑤能力・特徴
・惑星級の調理力：地球規模の生命活動を“料理”と捉える。
・命玉（ライフゼム）：死の回避・蘇生を可能にする秘宝を所持。
・高次知能：宇宙や生命循環の理を理解し、食欲の悪魔を管理下に置く。
・身体構造：横に開く顎構造・多数の棘・裏返る顎面など多様な進化形態を持つ。

⑥総評
ブルーニトロは『トリコ』における“食の神話”を体現する存在であり、
アカシアやネオと並ぶ宇宙規模の調理者として描かれた。
その在り方は創造と破壊、食と生命の均衡そのものであり、
彼らの消滅はトリコ世界における“食の終焉”と“再生”の象徴である。