ジャギ [北斗の拳]

ジャギは『北斗の拳』に登場する、北斗四兄弟の三兄で“伝承者に選ばれなかった北斗神拳の使い手”である。

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概要



本名:ジャギ
流派:北斗神拳/南斗聖拳〔作中描写・外伝設定含む〕
役割:北斗四兄弟の三兄(ラオウ・トキ・ケンシロウの義兄弟)
別称・象徴:ヘルメットで顔面の傷を隠す/「おれの名を言ってみろ」
身長・体重:179cm・89kg〔プロフィール〕
体格:113・91・105(スリーサイズ)
主な技:北斗羅漢撃/北斗千手殺/含みバリ/南斗邪狼撃〔媒体差分あり〕
立ち位置:伝承者選定に敗れ、ケンシロウへの復讐心から暗躍し各地で暴虐を働く。

基礎データと性格



・理念:「兄より優れた弟など存在しない」を拠り所に、弟ケンシロウを排斥。
・戦闘観:勝てば良いとする実利主義。銃・含み針・油(ガソリン)等、非拳法的手段も厭わない。
・素性:北斗宗家の血は引かない(義兄弟)。名の由来は「邪気」。
・外見:胸に自刻の七つ傷/傷痕を覆う黒基調ヘルメット(金装飾)。

来歴(確度タグ併記)



・伝承者選定〔確定〕:ケンシロウが伝承者に決まると暴行で辞退を迫るが、返り討ちに遭い顔面に致命的な秘孔ダメージ(北斗八悶九断)を負う。
・転落の起点〔作中描写〕:秘孔封じで爆散を辛うじて抑えるも、常時激痛と醜貌に苛まれ復讐を誓う。
・謀略〔作中描写〕:シンを唆してユリア強奪を画策。自ら胸に七つの傷を刻みケンシロウを詐称し、各地で暴虐。レイの村を襲撃し両親殺害・妹アイリを拉致。
・決着〔確定〕:ケンシロウ来襲。銃火器・油・南斗技を総動員するも通じず、秘孔を突かれて敗北。兄二人の生存に言及したのち呪詛を吐き爆死。断末魔は「ばわ!!」。

技(媒体差分と解説)



・北斗羅漢撃(ほくとらかんげき)〔原作・アニメ・外伝・ゲームで演出差〕:
— 概要:全身を闘気で満たし突進、二指拳で穿つ。含み針併用描写あり。
— 評価:ジャギは「真髄」と豪語するが、憎悪に囚われ完成せずケンシロウに通用しない。外伝ではリュウケン直伝の高等技として位置付け。

・北斗千手殺(ほくとせんじゅさつ)〔外伝で“ありもしない技”と言及〕:
— 概要:空中からの多段手刀連撃。外伝では独習し無法者の大群を瞬時に殲滅。

・南斗邪狼撃(なんとじゃろうげき)〔AC版命名・後続作継承〕:
— 概要:斬撃と貫通の複合。ケンシロウの顔に切創を残す描写も、総評は「シンの足元にも及ばぬ」。

・含みバリ/銃器運用:
— 含み針・ショットガン・油、派生作ではロケットランチャーまで使用。暗殺的奇襲に長ける側面。

代表エピソード



・伝承者選定の乱(過去編):ケンシロウへの暴行→返り討ち→秘孔損傷で崩落(復讐譚の起点)。
・偽ケンシロウ編:自刻の七つ傷で各地を蹂躙。レイの村襲撃で因縁拡大。
・最終対決:幼い兄弟事件を発端にケンシロウと決戦。多手段も空しく秘孔で敗北、爆死。

人間関係



・義兄弟:ラオウ/トキ/ケンシロウ(いずれもリュウケン門下)。
・師:リュウケン(外伝では“息子として愛した”描写あり〔外伝〕)。
・因縁:シン(教唆)/レイ(村襲撃)/ユリア(誘拐計画の中心)。

評価・人気



・悪逆非道の象徴ながら、突き抜けた悪役像で高い人気。
・原作者両名のお気に入りキャラとされ、名台詞「おれの名を言ってみろ」も象徴化。
・2023年、長野県佐久市・佐久平駅に胸像が建立〔ニュース出典あり〕。

装備・ビジュアル



・服装:裸革ジャン+トゲ付き肩パッド(フドウへのリスペクトとされる外伝解釈)。
・仮面下:金具で頭部を固定、細管で血流補助。素顔を見た部下が恐慌した描写あり。
・ゲーム演出:『北斗無双』の超必「スカーフェイス」は仮面脱ぎ見せで敵を失神・即死級。

ユーザーの声



> 「悪として振り切れた“業”が物語を動かす原動力」
> 「名台詞とヘルメットのビジュアルが唯一無二」
> 「もし歪まなければ…と想像してしまう余白がある」