北斗の拳

概要

原作：武論尊
作画：原哲夫
掲載誌：週刊少年ジャンプ（1983年41号～1988年35号）
舞台：199X年、核戦争後の荒廃した世界
特徴：決め台詞・悪党の断末魔が社会現象となる人気作
著作権：現行権利はノース・スターズ・ピクチャーズが保有
メディア展開：翌年TVアニメ化（『世紀末救世主伝説 北斗の拳』）

ストーリー（要約）

・199X年、地球は核の炎に包まれ文明が崩壊。暴力が支配する荒野に、北斗神拳の伝承者ケンシロウが立ち上がる。
・弱者を守る“救世主”として、ケンシロウの怒りの拳が悪を砕く。

ストーリー一覧

・サザンクロス編／GOLAN編／バットの故郷編／風雲龍虎編／乱世覇道編／ラオウ編／天帝編／修羅の国編／リュウ編／バット・リン編

流派・主要人物（抜粋）

北斗神拳：一子相伝の暗殺拳。
・ケンシロウ：北斗四兄弟の末弟／伝承者。弱き者を守る救世主。
・ジャギ：三男。ケンシロウへの憎悪から彼の名を騙り悪事を働く。
・トキ：次兄。死の灰の影響で伝承争いを退き、医療の道へ。
・ラオウ：長兄。“拳王”。力で世界を統べんとする覇者。

南斗六聖拳：南斗聖拳の中核となる六流派。
・シン（南斗孤鷲拳／殉星）：ユリアを奪いサザンクロスの長となる。
・レイ（南斗水鳥拳／義星）：“胸に七つの傷”の男を追う旅人。
・ユダ（南斗紅鶴拳／妖星）：美に耽溺しレイを憎悪。
・シュウ（南斗白鷺拳／仁星）：盲目の闘将、圧政に抗う。
・サウザー（南斗鳳凰拳／将星）：“聖帝”。覇権を狙う。
・ユリア（慈母星／南斗最後の将）：ケンシロウの想い人。

元斗皇拳（天帝編）：触れるものを滅する拳。
・ファルコ（伝承者）／ソリア（将軍、ファルコを信奉）

北斗琉拳（修羅の国編）：北斗の分派。魔闘気・破孔を用いる。
・ハン（第3の羅将）／ヒョウ（第2の羅将、ケンシロウの実兄）／カイオウ（第1の羅将）／シャチ（羅刹）／ジュウケイ（伝承者）

旅の仲間ほか
・リン（少女）／バット（こそ泥の少年→後に北斗の軍リーダー）／マミヤ（戦士）／黒王号（ラオウの名馬、後にケンシロウへ）／アイン（天帝編）／リュウ（ラオウの息子）

北斗の関係者
・リュウケン（先代伝承者）／コウリュウ（かつての伝承争いの宿敵）／黒夜叉（従者）／シュケン（北斗神拳創始者）／リュウオウ／シュメ／オウカ ほか

南斗・五車星ほか
・アイリ（レイの妹）／シバ（シュウの息子）／オウガイ（南斗鳳凰拳の先代）／リュウガ（泰山天狼拳）
・五車星：ヒューイ（風）／シュレン（炎）／フドウ（山）／ジュウザ（雲）／リハク（海）／トウ（リハクの娘）

組織・勢力（抜粋）

KING（シン）：関東一帯を支配。幹部＝スペード／ダイヤ／クラブ／ハート。

拳王軍（ラオウ）：力による統一を企図。
・アミバ（トキになりすまし秘孔実験）／ハブ／ギュウキ／ウイグル獄長／ライガ・フウガ／狗法眼ガルフ／赤鯱 ほか

天帝軍（ジャコウ）：覇権掌握後、各地で圧政。
・ジャスク／シーノ／ショウキ／ミュウ／サイヤ／ルイ（天帝） ほか

修羅の国：羅将の封建制。北斗・北斗琉拳の発祥。
・名も無き修羅／カイゼル／レイア／タオ／サヤカ ほか

サヴァ国：雪原の国。
・アサム（王）／カイ／ブコウ／サトラ／サラ ほか

ブランカ国：信仰厚き隣国。
・バラン（“光帝”）／ルセリ ほか

その他（エピソード関係者・悪役など抜粋）

ジード／ミスミ／タキ／トヨ／コウ／カーネル（GOLAN首魁）／マッド軍曹／ジャッカル／フォックス／デビルリバース／牙大王／ダガール／コマク／アスカ／ハーン兄弟／コウケツ／バルガ／ボルゲ ほか

著名な台詞（抜粋）

・「ヒャッハー!」／「お前はもう死んでいる」／「俺の名を言ってみろ」／「命は投げ捨てるものではない！」／「てめえらの血はなに色だーっ!!」／「汚物は消毒だ～!!」／「おまえのようなババアがいるか」／「我が生涯に一片の悔い無し」／「ひでぶ」／「たわば」／「あべし」／「俺じゃないるれ」／「うわらば」／「ちにゃ」／「ないないあるよ」

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> “胸に七つの傷”と“お前はもう死んでいる”──日本漫画史に残る決め台詞群。 > 原作・武論尊と原哲夫の劇画的筆致が完璧に噛み合った名作。

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