D-51（犬） [タフ]

概要

登場作品：『TOUGH－龍を継ぐ男－』
分類：サイボーグ犬（米軍兵器）
開発者：ゴア博士（エリア52）
モデル：ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ「ラッキー」
名称由来：国鉄蒸気機関車D51（デゴイチ）

開発背景と設定

・米軍の兵器研究所「エリア52」で、ゴア博士が極秘に製造した生体兵器。
・“機械のような人間”ガルシア28号、“人間のような機械”トダーに続く第三の存在として登場。
・動物をベースにしたサイボーグでありながら、人間以上の知能を持つとされる。
・あまりの強さゆえに物語のバランスを崩しかねず、猿渡哲也本人も「もう出さない」と発言したという逸話がある。

性能スペック

・咬合力：歯一本あたり10トン。ティラノサウルスの6トンを超える。
・走行速度：時速280km。鉄筋コンクリート4枚を連続で貫通しても減速しない。
・耐久性：トダーには劣るが、生物兵器としては破格の強度を持つ。
・機動性：四肢による立体機動で縦横無尽に動く。格闘家相手にも反応可能。
・知能：人間以上とされるが、実際は言語を理解しても状況判断が鈍く、戦闘ではたびたび間抜けな行動を見せる。

行動と描写

・悪魔王子（宮沢熹一）とガルシア28号を誤認して暴走するなど、AIの判断精度に難がある。
・鬼龍を昏倒させた直後の龍星を素通りするなど、致命的な見落としも多い。
・高性能でありながら“バカ犬”と呼ばれる描写がギャグ的アクセントとして機能している。
・そのギャップが逆にファン人気を呼び、タフ語録圏では“最強にして最愚”の象徴と評される。

特殊能力

・サーモグラフィによる熱探知機能を搭載。
・電磁パルス（EMP）耐性を持ち、電子攻撃にも一定の耐久性を示す。
・脳内改造により、指示や感情を解読可能とされるが、作中で活用される場面はほぼない。

作中での役割

・人間の格闘家を圧倒する存在として登場し、シリーズ内の“兵器路線”を象徴。
・登場時点でタフ世界のリアリティラインをさらに押し上げ、“犬が最強”という異次元の展開を確立した。
・一方で、作中では活躍よりもギャグ的要素が目立ち、後期シリーズでの再登場は見送られている。

ユーザーの声

> D-51が出てきた時点で、格闘漫画の概念が壊れた。
> 咬合力10トンとかもう怪獣。
> 強すぎるのにどこか抜けてる、“タフらしさ”の象徴だと思う。

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