栗坊 [トリコ]

所属・基礎データ

肩書：第0ビオトープ職員／鍋職人
所属組織：IGO（国際グルメ機構）
CV：塩屋浩三
外見：田舎者のような装いをした巨漢。語尾が訛っており、一人称は「オデ」。

人物像

・豪放な性格で、口調は朴訥だが芯は非常に鋭い。
・田舎者風の見た目に反して、世界最高級の鍋職人として尊敬されている。
・第0ビオトープ所属の技術者として、食材研究や調理装備の開発にも携わっている。

栗坊鍋の特徴

・数千度の高温で半年間煮込もうが1ミリも変形しない伝説の鍋。
・どんな圧力にも耐えるため、究極食材の調理に欠かせない存在。
・栗坊鍋は料理人にとって「最高峰の鍋」と呼ばれ、入手難易度はグルメ界クラス。
・この鍋の存在だけでも、栗坊の職人としての格を象徴している。

作中での登場

・初登場はアイスヘル編前日譚のグルメタウンで、彼の鍋が言及されたことがきっかけ。
・本格登場はシャボンフルーツ編直後、第0ビオトープの会食シーン。
・会食後、一龍からNEOのスパイ・光才老の監視を依頼されていたことがアニメ版で明らかになる。

NEOとの関係と二重スパイ疑惑

・クッキングフェス編でNEOの一員として登場し、光才老・ザウスと共に節乃と交戦。
・戦闘後、ジョアによる回収の際に自分だけ姿を消し、行方不明となる。
・第二部エリア7編で再登場し、実はNEOとIGO双方に潜伏していた二重スパイであることが判明。
・NEOの情報をIGOに流しており、ジョアが発した「こちらにもスパイがいた」という発言の対象が栗坊であったと推測される。

第二部での活躍

・エリア7編の終盤でトリコ達の前に姿を現し、グルメ日食の時期を早めに伝達することでNEOを誘い出す計画を語る。
・その後、エリア6では十貝五人衆のメイメイと協力し、七獣の素材から「金の鍋」を制作。
・この鍋はアカシアのフルコース「アナザ」の調理に用いられた。

能力・技術

・鍋製造技術は世界最高レベル。
・素材の特性を把握し、温度・圧力・時間の全てを精密に管理できる。
・鍛冶職人としても一流で、調理器具の創造に関しては与作・メルクと並ぶ存在とされる。

性格と信念

・訛り混じりの言葉遣いから一見朴訥だが、実は非常に観察眼が鋭い。
・「鍋は命を煮る器」という信念を持ち、料理人の覚悟を試すような言葉を残す。
・NEO潜入中も冷静に立ち回り、戦乱の中で職人の矜持を貫いた。

関係人物

一龍：直属の上司であり、彼から特別任務を託された。
光才老：監視対象。表向きは同じNEOメンバーとして活動。
節乃：戦闘時に一度刃を交えるも、敵対心はなく任務上の対立だった。
トリコ：第2部で情報を提供し、彼らの行動を陰から支援。

人物評価・余談

・職人気質で派手な戦闘シーンは少ないが、シリーズ全体を支える“裏方の英雄”として高く評価される。
・その頑丈な鍋は「メルク包丁」と並び、調理器具の最高峰とされる。
・二重スパイとしての立ち回りはファンの間で「栗坊の潜入術」として語られている。

ファン評価

> 「ただの鍋職人じゃない、情報戦の達人」
> 「職人魂と諜報能力を併せ持つ稀有なキャラ」
> 「鍋も心もブレない男」
寡黙で不器用ながら、確かな信念と職人の誇りを貫いた“裏の名匠”として、多くのファンに愛されている。

閉じる