トリコ フルコース

基本構成

フルコースメニューは以下の8品で構成される。

① オードブル（前菜）
② スープ
③ 魚料理
④ 肉料理
⑤ メイン（主菜）
⑥ サラダ
⑦ デザート
⑧ ドリンク

・料理人の場合は「調理した料理」を、
・美食屋（ハンター）の場合は「食材そのもの」を当てはめる。

特に美食屋と料理人がペアを組む場合、
その料理人は美食屋のフルコース食材を使った料理を完成させることが多い。

理念と意味

・フルコースは単なる高級食材の羅列ではなく、「その人物の生き方・価値観」を表す。
・たとえば、美を追求するサニーは見た目の美しさや美容効果に優れた食材を選び、
　マンサムはすべてにアルコール成分を含む“酔える食材”で統一している。
・毒料理人タイランは有毒食材のみを用い、解毒技術を自身の誇りとする。
・つまり、フルコースはその人のアイデンティティの集大成であり、
　捕獲レベル（強さ・希少性）よりも「その人にとっての意味」が重視される。

捕獲レベルとの関係

・フルコースを構成する食材の捕獲レベルは、必ずしも高ければ良いわけではない。
・捕獲レベルとはあくまで「捕獲・調理の難易度」を示す数値であり、
　味・品質・価値を直接的に表すものではない。
・作中には、捕獲レベルが20以下の食材を中心としたフルコースを持つ一流料理人も登場。
・このことから、物語後半においても「高レベル＝実力者ではない」というテーマが強調されている。

トリコのフルコース

・物語開始時点のトリコは「決定：0／予定：1」という未完成状態で、
　四天王の中でも唯一、明確なフルコースを持っていなかった。
・周囲の仲間たちが複数のメニューを確定させている中、
　彼は「食の真髄を見つけていない」としてあえて空欄にしていた。
・物語を通じて未知の食材を求める旅が、彼自身のフルコース完成の物語となっている。

・最終的には、捕獲レベル∞の伝説級食材「GOD」を主菜（メイン）に据え、
　八王や美食會との戦いを通して“真の味”と“仲間との絆”を自身の食の完成とした。

象徴性

・トリコ世界のフルコースは、食の探求＝人生哲学として描かれる。
・捕獲レベルや強さよりも「自分が何を美味しいと感じるか」が核心にあり、
　それが食の多様性・価値観の自由として作品全体を貫いている。

ユーザーの声

> 「フルコース＝人生の履歴書」「食を通じて生き方を描いた設定が深い」「各キャラの哲学が料理に表れている」と評価され、トリコ世界の象徴的システムとして語り継がれている。

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