大竹（竹ちゃん） [トリコ]

所属・基礎データ

肩書：オトギの城オーナーシェフ（七ツ星レストラン）
所属：元IGO公認料理人 → 美食會 → NEO関係者 → 独立
CV：優希比呂
外見：切れ長の目に短髪。初期は細身だったが、美食細胞注入後は体格が大幅に変化。
性格：野心的・理想家肌・かつては純粋な料理人志向。

人物像

・かつて小松・仲梅と共に修業時代を過ごし、「みんなが喜ぶおいしい料理を作る」という夢を共有していた。
・三人の呼称は「小松っちゃん」「梅ちゃん」「竹ちゃん」で、互いを敬愛する間柄だった。
・現在はIGO料理人ランキング99位にノミネートされる実力者。
・「稼げる料理」を至上とする現実主義者へと変貌し、利益を求めて手段を選ばなくなる。

経歴と転機

■ 修行時代：
小松・仲梅と切磋琢磨し、料理を通じて人を笑顔にすることを夢見ていた。

■ オトギの城設立：
メルヘン料理専門の高級レストラン「オトギの城」を創業し、成功を収める。
しかし次第に「金と名声」を追い求めるようになり、料理人としての純粋さを失っていく。

■ 小松との再会と決別：
久々に再会した小松に「稼げる料理を作る」と豪語し、理想の違いから衝突。
小松から「料理を金儲けに使うな」と非難され、互いの道を分かつ。

■ 美食會への加入：
美食會に拉致された後、グルメ細胞を注入される。
顔に血管が浮き上がり、身体能力が急激に向上。
スタージュンとコンビを組み、料理人兼美食屋として活動。

美食會編での動向

・グルメ細胞を注入され、肉体が変化。
・蘇生包丁の技術を身につけ、戦闘にも適応。
・小松との関係は一時断絶し、「小松っちゃん」呼びから「小松」と呼び捨てに変化。
・NEOの襲撃を受け重傷を負い、グルメ細胞の拒絶反応を克服して人間の姿に戻る。

過去と動機

・孤児院「オトギのしろ」出身。
・孤児院の出自を恥じ、電話にも冷たく応対していたが、後に孤児たちが毒食材の事故で全員死亡。
・孤児院には「どれだけ酷評されても誇りに思う」という子供たちの手紙と、大竹の初掲載記事が貼られていた。
・この出来事がきっかけで、再び“誰かのために料理を作る”という初心を取り戻す。

第二部での再生と再会

・NEO崩壊後、ブランチと共にエリア2で三虎を訪ね、小松・仲梅と再会。
・3人でGODの調理に挑み、世界を救う一皿を完成させた。

最終章でのその後

・オトギの城を再建し、IGOの協力のもと世界初の「GODを出すレストラン兼孤児院」として再出発。
・「子供たちが腹いっぱい食べられる世界を作る」という理想を現実にした。

人物関係

小松：旧友であり最大の対立者。最終的に再び信頼を取り戻す。
仲梅（梅ちゃん）：修行仲間。GOD調理では共闘。
スタージュン：一時期のパートナー。美食會時代に共に行動。
三虎：最終章で会い、料理の真意を問い直す存在。

能力・技術

・蘇生包丁の技術を会得し、損壊した食材を再生させることが可能。
・美食細胞注入による肉体強化により、美食屋並みの戦闘能力を持つ。
・経営手腕にも長けており、名実ともに“成功者”として描かれた。

人物評価・余談

・物語序盤では「堕落した料理人」と見られていたが、最終的には“救済者”として成長を遂げる。
・孤児院再建のエピソードは、トリコシリーズでも屈指の感動回として知られる。
・名前の「竹」は「松竹梅トリオ」の象徴であり、最後に初心へと還る象徴的存在。

ファン評価

> 「堕ちて、戻ってきた男の物語」
> 「松竹梅トリオの絆が泣ける」
> 「最終話での孤児院リニューアルはシリーズ屈指の名シーン」
かつての野心と後悔を糧に、料理人としての誇りを取り戻した“救済の料理人”である。

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