怪人協会 [ワンパンマン]

概要

拠点：Z市地下（元・地底人の住居）
規模：原作＝17名／村田版＝500名以上
構成：災害レベル「鬼」以上の怪人を中心に組織
目的：人類社会の崩壊・ヒーロー協会の殲滅
思想：災害レベル至上主義（竜級＝幹部格）

組織体制

・原作では少数精鋭主義。構成員17名がそれぞれ異なる能力を持つ。
・リメイク（村田版）では500体以上の怪人が集う大組織に拡大。
・上位幹部のみが明確な階級を持ち、他は力関係による序列社会。
・「竜」級怪人が幹部、「鬼」級が中堅、それ以下は雑兵として扱われる。
・指揮・管理・情報戦はギョロギョロが統括しており、実質的な軍事国家的構造。

アジト

・拠点はZ市の地下に広がる巨大複合施設。サイコス曰く「ボロアジト」。
・元は地底人の居住区とされ、地底王の死後に怪人協会が接収。
・地下には地底人の遺骸が無数に残り、覇権争いの末に滅亡したと示唆される。
・広大な空洞と層構造を持ち、怪人たちの生息・実験・輸送の拠点として機能。

理念・方針

・「怪人による怪人のための世界」を掲げ、人間社会の秩序転覆を狙う。
・力による支配を絶対原理とし、弱者は淘汰対象。
・人間的情緒を完全に排除し、進化・適者生存を至上とする思想。
・災害レベル「竜」級怪人を幹部と認定し、格差制度が存在する。

首領格

・原作版：サイコス（念動力を操る竜級怪人）
　− 怪人協会の創設者であり、精神体として組織を支配。

・村田版：怪人王オロチ（竜級上位）
　− ギョロギョロによって育成された“究極の怪人”。
　− 巨体と異形の顔群を持ち、地上最強クラスの戦闘力を誇る。
　− ゴウケツですら「地球上で勝てる存在はいない」と評した。

幹部（竜級）

・ギョロギョロ：参謀・情報統括。重力操作・念動・遠隔透視を駆使。
・ホームレス帝：神の力を授かり、無尽蔵の光エネルギー弾を放つ。
・黒い精子：11兆超の分裂体を持つ集合型怪人。戦闘・再生ともに最強クラス。
・エビル天然水：液体状の生命体。感情に反応し、水圧弾で攻撃。物理無効。
・ブサイク大総統：異形変異体。強靭な肉体を誇る純フィジカル怪人。
・育ち過ぎたポチ：六つ目の巨大犬怪人。焼夷弾を口から放つ。
・ハグキ：巨大な口と歯を持つ捕食特化型怪人。
・ムカデ長老：超巨大ムカデ。都市を揺らす“天災級”の怪人。
・ゴウケツ：元人間の武術家。怪人細胞を食して竜級化。冷徹な武人。
・ニャーン：猫型怪人。俊敏かつ残虐。隙間に潜む変体能力を持つ。

その他 notable 構成員

・マッドドクターフィッシュ（虎）：エビル天然水と共生する猛魚怪人。
・フェニックス男：自称“怪人協会広報官”。再生能力を持つ。
・デストロクロリディウム：災害レベル不明。周囲を汚染する毒性体。
・マナコ：単眼の下級怪人。サイタマと行動を共にし、のちに共存を認められる。

活動・事件

・Z市襲撃によってヒーロー協会へ宣戦布告。
・ギョロギョロの采配でヒーローたちを分断し、個別撃破を狙う。
・多くのS級ヒーローが参戦し、組織壊滅戦に突入。
・内部抗争や“神”の干渉もあり、最終的に組織は崩壊。

象徴と評価

・「人類の傲慢に対する自然の報復」とも評される存在。
・ヒーロー協会の腐敗を鏡写しにした“もう一つの社会構造”。
・メンバーの多くが元人間であり、人間性と怪物性の境界を問うテーマを担う。

ユーザーの声

> 幹部の個性が強すぎて、全員主役級。
> オロチとギョロギョロの師弟関係がSF的で面白い。
> “怪人側の思想”に説得力があり、単なる悪ではない深みがある。

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