伏黒恵 [呪術廻戦]

【プロフィール】 ・所属：東京都立呪術高等専門学校1年 ・等級：2級呪術師（1年で単独任務許可） ・出自：埼玉県出身／禪院家の血筋 ・年齢：15歳／誕生日：12月22日 ・身長体重：175cmくらい・60kg（ナレ仮定） ・入学方法：家系（禪院サイドからの買い取り案件を五条が横取りした形） ・生得術式：十種影法術 ・領域展開：嵌合暗翳庭 ・趣味：実話系の本 ・好きな食べ物：生姜に合うもの ・嫌いな食べ物：パプリカ（甘いおかず全般） ・好みのタイプ：無し（揺るがない人間性があれば良い） ・ストレス：人間（9割）

【人物像】 ・見た目はウニ頭の無愛想系イケメン。宿儺からも「面が良い」と太鼓判。 ・基本は冷静で真面目、他人には素っ気なく見えるタイプだが、 　何だかんだで虎杖・釘崎のカラオケや買い物に付き合う“面倒見の良さ”もある。 ・中学時代はかなり荒れており、地元の不良・半グレを片っ端からシバいていた伝説持ち。 ・「俺は不平等に人を助ける」というスタンスで、 　自分が“善人”と判断した相手（姉・津美紀、虎杖など）には徹底的に肩入れする一方、 　“悪人”と決めた相手は最初から救う対象に入れていない。

【価値観と動機】 ・元々は“呪術師になるのが既定路線”であることに反発しグレていたが、 　津美紀が理不尽な呪いで倒れたことで人生観が変わる。 　→「幸せになるべき善人が報われない世界」に強い怒りを抱き、 　　呪術師となってそうした善人を少しでも多く救うことを自分の役目と決めた。 ・そのため、虎杖の処刑が決まった際は五条に真正面から助命を嘆願。 　「死なせたくありません」「私情です、なんとかしてください」とまで言い切っている。 ・ただしその裏側で、「最悪、自分が死ねば全部片付く」と考えがちな自己犠牲マインドも強く、 　追い詰められるとすぐ魔虚羅に手を伸ばそうとする“危ない癖”を五条に指摘されている。

【対人関係ざっくり】 ・虎杖悠仁 　出会いの時点で命を救われ、その言動から「善人」として強く信頼。 　処刑に反対し続けるほどの“救うべき存在”であり、 　宿儺が伏黒を狙っていると知っても虎杖の側から離れない。 ・釘崎野薔薇 　初対面の印象は「偉そう」で相性最悪気味だったが、 　任務と日常を共にするうちに、何だかんだで一緒にいることが多い同級生。 ・五条悟 　小学生の頃から自分と津美紀を援助してくれた恩人であり、 　同時に、振り回され続けて胃を痛めさせてくる担任教師。 　伏黒本人評：「一応、恩人です」。 ・伏黒津美紀 　義理の姉だが、伏黒にとっては“絶対に幸せになってほしい善人”の象徴。 　喧嘩したまま呪いで倒れてしまったことを後悔しており、 　彼女を救うことが伏黒の動機のコアになっている。 ・禪院真希 　武器の扱いを教えてくれた「第二の師匠」。当初は「禪院先輩」呼びだったが、 　苗字呼びを嫌がられ、今は「真希さん」。 ・両面宿儺 　少年院での一件以降、術式とポテンシャルを気に入られ、「唯一の好奇」とまで言われる。 　ただし伏黒本人はその評価も宿儺の本当の狙いも知らない状態からスタートしている。

【戦闘スタイル】 ・術式は“式神使い”だが、 　五条・2年組にしっかり仕込まれているため近接戦闘能力も高い。 ・真希から呪具の扱いも教わっており、刀・トンファー・三節棍など器用に使いこなす。 ・「式神で牽制＋本人が殴りに行く」のハイブリッドで、 　単なる後方支援型の式神使いとは一線を画す前衛寄りスタイル。

【術式：十種影法術（とくさのかげぼうじゅつ）】 ・禪院家相伝の“影の式神術式”。 ・影を媒介に十種の式神を召喚・操作する。影絵の形でどの式神を出すか指定するのが特徴。 ・式神は基本「同時に2種類まで」顕現可能。同じ式神を複数体出すことはできない（例外あり）。 ●コア仕様 - 式神が完全に破壊されると二度と顕現できない代わりに、 その能力は他の式神へと“引き継ぎ”可能。 - 拡張術式で二種の式神を合体させることもできる（例：鵺＋蝦蟇＝不知井底）。 - 影を呪力の器として扱うことで、 呪具の収納・影によるトラップ・他人の影への侵入といった派生応用が豊富。 ●代表的な式神（ざっくり要約） - 玉犬（白／黒 → 渾）：嗅覚探知＋近接アタッカー。進化後の「渾」は伏黒の主力。 - 鵺：飛行＋電撃体当たり。防壁や奇襲にも。 - 蝦蟇：長い舌で拘束・救助・移動。 - 不知井底：鵺＋蝦蟇の合体。多体展開で陽動特化。 - 大蛇：片手で即座に呼び出せる蛇。奇襲向きだが、宿儺に破壊された。 - 満象：水量ぶっ放し＆巨体突撃。呪力消費が激しいが、面制圧には優秀。 - 脱兎：大量の兎で攪乱するサポート式神。破壊されてもリスクが低く、多用される。 - 八握剣異戒神将魔虚羅：歴代術者が一人も調伏できなかった最強の切り札。 　伏黒が「奥の手」として命懸けで使おうとする原因でもあり、 　彼の“自爆覚悟の思考回路”そのものを象徴する存在。 ●調伏の儀 - 玉犬以外の式神を手に入れる際に行う契約バトル。 - 儀式参加者は死亡ダメージでも仮死状態で止まり、 　「参加者が式神を倒す」or「参加者全滅」で儀式終了。 - ただし、第三者がトドメを刺すと「儀式そのものが成立していなかった」扱いになるなど、 条件がかなりややこしい。

【領域展開：嵌合暗翳庭（かんごうあんえいてい）】 ・“影”で満ちた空間に巨大な脊椎骨が浮かぶ、伏黒の生得領域。 ・影を沼のように液状化させ、その中から無尽蔵に式神を生み出したり、 　影の中を自在に移動して分身・囮・奇襲を仕掛けるなど、 　十種影法術のポテンシャルを限界まで引き出す「拡張モード」として機能する。 ●特徴 - 初期状態では“結界として閉じきれない未完成領域”。 起首雷同編では地面に巨大な影の沼を展開するだけで、閉じ込め効果は不完全。 - レジィ戦では体育館という物理的な箱を外殻に利用することで“実質的な閉じた領域”を実現。 ただし必中効果はまだ付与できていない。 - 領域内では、上下左右360度の影壁から好き放題式神を召喚可能。 - 影の中は酸素も浮力も抗力もなく、一度沈めば自力で浮上するのはほぼ不可能。 逆に術者の伏黒は影の中を自由に移動できる。 - 影に物を収納すると、その質量は伏黒の身体に乗る仕様は健在であり、 大質量を押し込まれると「自重で潰される」リスクもある。 ●領域同士の押し合い ・不完全とはいえ“領域としては成立している”ため、 　他者の領域の必中効果を中和し、押し合いに持ち込むことは可能。 　陀艮の「蕩蘊平線」を中和した実績あり。

【所感メモ】 ・虎杖＝“怪物に近づきつつある善人”、 　伏黒＝“善人を救いたいが自己破壊に向かいやすい天才”、 　という対比で描かれており、 　宿儺にとって「唯一の好奇」と表現されるのも納得のバランス崩壊キャラ。 ・十種影法術の“式神が死んでも能力が残る”仕様と、 　伏黒の「奥の手に命を賭ける悪癖」は物語的にも強くリンクしている。 　今後も「どこまで自分を削って戦うか」が、伏黒のテーマとして付きまとうキャラと言える。