ヴェーゼ [ハンターハンター]

所属・基礎データ

初登場：ヨークシンシティ編（ノストラードファミリー護衛面接シーン）
ヴェーゼは、ネオン＝ノストラードの護衛団に所属する念能力者で、クラピカ・センリツ・バショウと共に面接に合格し、護衛チームに加わった。
特徴は髪をチョンマゲのように高く結い上げたスタイルと妖艶な雰囲気で、性格は自信家かつ挑発的。
名前の由来はフランス語の「baiser（キス）」とされている。
クラピカ加入以前から護衛任務に携わる古参勢の一人であり、主に心理戦・尋問で能力を発揮する。

主要エピソード

ヴェーゼはクラピカたちと共にネオン護衛団に採用され、ヨークシンシティの地下競売場で競売人を担当。
しかし、幻影旅団の襲撃に巻き込まれ、フランクリンの指銃による弾幕をかろうじて回避するも、状況を報告しようと逃走する途中でシズクに遭遇。
背後から具現化能力「デメちゃん」で殴打され、即死した。
その後、死体はデメちゃんに吸収されており、作中で遺体も確認されていない。
短い登場ながら、印象的な能力と退場の早さでファンの記憶に残るキャラクターである。

念能力：180分の恋奴隷（インスタントラヴァー）

系統：操作系能力
発動条件：対象に「キス」をすることで発動。
効果：キスを奪った相手を180分間、自分の命令に喜んで従う“奴隷”状態にできる。
キスされた対象は、彼女のどんな指示にも悦んで従う精神状態になり、情報の自白や行動操作が可能。
発動条件こそ接触が必要だが、操作の範囲と効果は非常に強力で、チーム戦では尋問・拘束において絶大な効果を発揮する。
クラピカや病犬のように拘束系の仲間と連携すれば、敵を完全支配することも可能だった。
雑誌掲載時は100分制限だったが、単行本収録時に180分へと修正されている。

評価・読者の声

ヴェーゼは、見た目や能力設定の強烈さに対して登場が短く、退場が早かったキャラクターとして知られている。
SNS上では「能力がもったいない」「再登場してもおかしくないほど設定が練られていた」といった意見が多く見られる。
また、「操作系の中でも精神支配系は希少」「クラピカチームが彼女を活かしていたら展開が変わっていたかもしれない」といった分析も見られる。
その妖艶さと強力な念能力の設定から、短命ながら印象深いサブキャラクターとして語られている。

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