バショウ [ハンターハンター]

所属・基礎データ

初登場：ヨークシンシティ編（ノストラードファミリー護衛面接シーン）
所属：ノストラードファミリー護衛団 → プロハンター（第13代会長総選挙にも登場）
出身：ジャポン
特徴：左右のもみあげが口髭とつながり、割れたアゴが特徴の男性。
趣味はバイク旅行で、伝統文化である俳句を特技とする。
人生哲学は「人生は謳歌すべし」であり、復讐に囚われるクラピカの生き方には共感していない。
また、合法葉っぱの特許を取得しており、商業的側面でも自由な生き方を体現している。

主要エピソード

ヨークシンシティ編では、クラピカ・センリツ・ヴェーゼらと共にノストラードファミリーの護衛として登場。
採用面接では、潜入者に対して自らの念能力を実演し、机や椅子を燃やして威圧する。
尋問では「我が問いに 空言人が 焼かれ死ぬ」と詠み、嘘をついた者が焼かれるという暗示的な力でスクワラを自白に追い込むなど、高い応用力を見せた。
以降の物語ではネオン護衛団として行動し、幻影旅団襲撃の際にも生存が確認されている。
後に第13代ハンター協会会長選挙に姿を見せ、プロハンターとして活動していることが明らかとなった。

念能力：流離の大俳人（グレイトハイカー）

系統：具現化系（アニメ版・一部ゲーム設定）
発動条件：自ら詠んだ俳句の内容を現実に具現化する。
詠まれた句の完成度が高いほど威力が増し、即興での詠み方によって効果が変動する。
代表的な俳句には、
「オレ様が 殴ったモノは みな燃える」──面接時に実演された炎系の句。
「我が問いに 空言人が 焼かれ死ぬ」──尋問時に使用され、対象に心理的圧力を与えた。
句には「季語」に相当する制約があり、炎に関する語句を含む必要があると推測されている。
俳句という形式そのものが能力の発動条件と連動しており、文芸的感性が念に直結した珍しいタイプである。

役割・評価（＋読者の声）

バショウは、念能力の詩的・文化的な発想と、自由を尊ぶ生き方が際立つキャラクターとして人気が高い。
SNS上では「芸術と念を融合させた珍しい能力者」「クラピカチームの中で精神的に最も成熟している人物」といった意見が見られる。
また、軽妙な言動や自由主義的な思想から、「ハンター世界における哲学者タイプ」として再評価されている。
その存在は、作品内の多様な念能力表現の幅を広げた象徴的キャラクターの一人といえる。

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