ノストラードファミリー [ハンターハンター]

所属・基礎データ

拠点：ヨークシンシティを中心とする国家圏内（賭博・護衛業が合法）
組織形態：マフィア（表向きは企業体）
主な収益源：占い事業 → 賭博・ボディーガード業（現在）

組長ライト＝ノストラードが、娘ネオンの念能力「天使の自動筆記（ラブリーゴーストライター）」による予言事業で急成長させた。
マフィアンコミュニティ内でも一目置かれる存在となったが、古参勢力からは「成り上がり」として軽視され、摩擦を抱えていた。
ネオンの能力を軸にしたため、組織としての自立基盤は脆く、彼女の不在＝崩壊を意味する危うい構造だった。

主要エピソード

ヨークシンシティ編では、ネオンの護衛を目的にクラピカ・センリツ・バショウら新規護衛を雇用。
組織は幻影旅団による競売襲撃に巻き込まれ、多数の護衛が殉職。
その後、クロロによりネオンの能力が奪われたことで収益の大半を失い、事実上の壊滅状態に陥る。

しかし、クラピカが若頭として組織運営を引き継ぎ、残った構成員たちをまとめて再建を進めた。
ヨークシン編以降は、合法的な賭博とボディーガード業を主要収益に据え、納税を行うなど半合法的組織へと清浄化している。
クラピカは緋の眼を保管する部屋を整備し、ファミリーの権限を実質的に掌握しており、ノストラードの名を利用しつつも自身の目的に沿った形で組織を運営している。

構成員一覧

**ノストラード親子**
・ライト＝ノストラード（組長。ネオン喪失後に精神衰弱状態）
・ネオン＝ノストラード（予言者。クロロに能力を奪われ、死亡の可能性あり）
・クラピカ☆（若頭。現組織運営の実権を掌握）

**古株／世話役層**
・老執事（原作では死亡。旧アニメ版では退室描写で生存）
・エリザ（ネオンの侍女。スクワラ殉職後に退職）
・その他の世話役（ネオンの能力喪失後に退職）

**護衛団（ヨークシン期）**
・ダルツォルネ（団長。ヨークシンで殉職）
・シャッチモーノ＝トチーノ☆（同上）
・スクワラ（同上）
・イワレンコフ（同上）
・リンセン☆（クラピカ不在時に代行ボス）

**追加護衛メンバー（ヨークシンオークション時）**
・クラピカ☆（後に若頭）
・センリツ☆（現存・暗黒大陸編でも登場）
・バショウ☆（同上）
・ヴェーゼ（幻影旅団襲撃で殉職）

組織の現状と評価（＋読者の声）

ネオン喪失後、ノストラードファミリーはクラピカの指揮下で再建され、より倫理的かつ合法的な活動へと移行。
SNSや読者の間では「マフィアでありながら人道的側面を持つ異質な組織」「クラピカのもう一つの拠点」として位置づけられている。
一方で、「ネオンの死とともに象徴的に終焉したマフィア時代」として、物語の転換点を象徴する存在としても評価されている。

閉じる