リーガルマンモス [トリコ]

リーガルマンモスは『トリコ』に登場する超巨大な古代象型魔獣で、“古代の食宝”と称される存在。体内に眠る伝説の肉「宝石の肉(ジュエルミート)」を巡り、物語初期の中心的な舞台となった。

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①所属・基礎データ
分類:哺乳獣類(象種)/生息地:リーガル島。
体長約1500m・体高1000m・体重約5000万t。捕獲レベル48(登場時・親個体)。
虎柄の体に二本の鼻と六本の足、さらに飛行の名残を残す小型の翼を持つ。
「リーガル島の頂点生物」にして島そのもののような巨体を誇り、山や大陸に例えられることもある。
本来は草食系だが、食事の際は左の鼻から周囲の生物を台風のように吸い込み、右の鼻から骨を吐き出すという肉食的な捕食法をとる。

②主要エピソード
IGOが「壁を破る食材」として宝石の肉の回収をトリコたち四天王に依頼したことで登場。
サニーが先に捕獲したのは子マンモスであり、親マンモスが暴走してリーガル高原から転落、
島全体を巻き込む戦闘に発展する。
トリコとサニー、ココらは鼻から吸い込まれて体内に侵入し、異物を吐き出そうとする
リーガルマンモスの内部で宝石の肉を発見。
トリコがそれを食べ進化し、スタージュンのGTロボを撃破して脱出に成功する。
その後、親子の再会シーンを経てリーガル高原へ帰還するが、
数年後には牙王の襲撃で親マンモスが死亡。子の生死は不明とされている。
最終回では、トリコが「トロルコング、デビル大蛇、リーガルマンモス…」と語り、
新たな八王候補の一体として名が挙がった。

③能力・特徴
・二重鼻吸引:左鼻で吸い込み、右鼻で骨を排出する特殊な捕食構造。
・生態構造:12の胃袋を持ち、内部には空気と独自の生態系(デンデンヘビ、メガオクトパスなど)が存在。
・寿命500年以上。成長とともに捕獲レベルも上昇。
・消化能力は緩やかだが、効率よく栄養を吸収する。
・「天然物」はグルメ界にも生息し、さらに上位種とされる。

④宝石の肉(ジュエルミート)
リーガルマンモス体内で発見される幻の肉。
部位は個体ごとに異なり、あらゆる部位の旨味を兼ね備えた最高級肉として伝えられる。
軽く刃を入れるだけで肉汁が花火のように飛び散り、食べた者の体内から光を放つ。
原始人は結婚指輪の代わりに用い、現代でも「食界の宝石」と称される。
マンモス本体を生かしたまま採取すれば再生可能だが、再生には数十年を要する。
サニーが自らのフルコース「メインディッシュ」に選定し、
トリコもまた「肉料理」として候補に挙げたほど象徴的な食材。

⑤他媒体での登場
『グルメサバイバル!!2』ではゾンゲの屁で激怒し、最初のボスとして登場。
『グルメモンスターズ!』ではストーリー後半でスカウト可能。
『グルメガバトル!』では背景に登場し、稀に「宝石の肉」をドロップする。
映画『美食神の超食宝』では旧第1ビオトープに群れで登場。

総評
リーガルマンモスは“食の神話”を体現する存在であり、
巨大さ・神秘性・食文化の象徴という三要素を兼ね備えた『トリコ』初期の象徴的モンスター。
宝石の肉の神秘は作中屈指の食材神話として語り継がれ、
その存在はグルメ時代における「生命と食の循環」を象徴するものとなっている。