バトルウルフ [トリコ]

①所属・基礎データ
分類：哺乳獣類（狼種）／生息地：グルメ界エリア2。
最大体長18m・体重11t。捕獲レベル6090（個体差あり）。
美しい純白の体毛を持ち、生まれた瞬間から時速110kmで走るとされる天性のハンター。
群れを成さず単独行動を好むが、出産の日のみ子と共に過ごすという特殊な繁殖形態をとる。
人間界では絶滅していたが、IGOの手によりDNAから再生され、唯一のクローン個体が確認された。

②主要エピソード
かつて人間界を襲った怪獣デスゴールを、たった1匹で絶滅させた伝説を持つ。
現代でも目視できない速度で動き、デビル大蛇を一瞬で真っ二つにするなど規格外の戦闘能力を誇る。
人間界編では、IGOが発見したバトルウルフのDNAを基にクローン個体を再生。
しかし、母体となった雌のバトルウルフはベイのGTロボに殺害され、その場に立ったまま息絶えた。
その際に残された子供がトリコによって保護され、「テリークロス」と名付けられ以降トリコのパートナーとなる。

③能力・特徴
・超感覚探知：高度な嗅覚と聴覚により、周囲数十km先の気配を把握。
・身体能力：高い瞬発力と跳躍力を兼ね備え、並の生物では反応すらできない速度で攻撃可能。
・知能：敵の弱点を瞬時に見抜く分析力を持ち、学習・判断・連携能力に優れる。
・戦闘実績：八王級生物と同格の戦闘力を持ち、次郎を育てた狼王ギネスはこの種の頂点個体。

総評
バトルウルフは『トリコ』世界における“生まれながらの狩人”を象徴する存在であり、
その優雅さと凶暴さ、そして孤高の生態が多くの読者に“王者の風格”を印象づけた。
テリークロスを通じてトリコとの絆が描かれることで、単なる猛獣に留まらず“共存”の象徴としても位置づけられる。
種としての完成度と神話的存在感から見ても、バトルウルフはまさに食物連鎖の頂点に立つ伝説の狼である。