トロルコング [トリコ]

①所属・基礎データ
分類：哺乳獣類（ゴリラ科）／生息地：IGO第8ビオトープ。
体高4.5m・体重2t・捕獲レベル9。
緑色の毛皮と4本の腕を持ち、戦車を軽々と投げ飛ばす怪力の持ち主。
握力は1tを超え、群れ社会ではボス個体「シルバーバック」を頂点とする縦社会を築く。
肉は筋張って不味いが、脳が珍味とされ100gあたり5500円の価値がある。

②主要エピソード
初登場時にはトリコを襲撃し、最下位の下っ端ですら直径1mの岩を4つ同時に持ち上げ投げる怪力を見せた。
グルメコロシアムではガララワニをハンマーパンチ（アニメではベアハッグ）で圧倒し、
毒蛇ゾンビタイパンを投げるなど、高い戦闘センスと判断力を発揮。
落とし穴を仕掛けるなどの罠行動も確認され、知能はチンパンジー並みとされる。
GTロボの襲撃で群れは壊滅し、一時は絶滅寸前となったが、
最終話では「トロルコング、デビル大蛇、リーガルマンモス…あいつらも強くなった」とトリコが語り、
新たな八王候補として名を挙げられるまでに成長したことが示唆された。

③能力・特徴
・四本腕格闘：両腕＋補助腕を駆使した多段攻撃と拘束が可能。
・罠・知略行動：落とし穴や投石など、環境利用型の戦法を得意とする。
・筋肉防御：筋繊維が密で、通常の武器では浅い傷しか通らない。
・完全肉食：植物は一切食べず、虹の実の周囲に巣を作って匂いで獲物を誘う。
・社会構造：ボス（シルバーバック）を中心とした統率の取れた群れ行動。

総評
トロルコングは“力と知恵の原始王者”とも言うべき存在であり、
初期トリコ世界の猛獣象徴から、最終的には“次代の八王候補”へと進化した。
単なる怪力生物ではなく、戦術的知能と社会性を備えた種として位置づけられており、
デビル大蛇やリーガルマンモスと並び“人間界世代から進化した獣”として特異な立ち位置を持つ。