パイロ [ハンターハンター]

所属・基礎データ

・出身：ルクソ地方のクルタ族
・立場：クラピカの親友／クルタ族の少年
・登場章：ヨークシン編（回想）／特別読み切り『0巻・クラピカ追憶編』
・CV：川島海荷（2013年劇場版『緋色の幻影』特典映像）

主要エピソード

パイロは温厚で穏やかな性格ながら、芯の強い意志を持つ少年。
外出試験に挑むクラピカのサポート役を担い、冷静な判断で彼を合格へ導いた。
常に暴走しがちなクラピカを制止し、慎重な助言を与える“理性の側”として描かれる。

過去には崖から落ちたクラピカを救おうとして負傷し、両脚と片目に重い後遺症を抱える。
それでもクラピカを責めることなく、むしろ「外の世界を見たい」という夢を共有し続けた。
この出来事がクラピカに「パイロを治すため外の世界で医者を探す」という動機を与えたことが、彼のハンター志望の原点となる。

クルタ族の虐殺当日、クラピカは外出許可を得て村を離れていたため難を逃れたが、パイロは村に残っていた。
以後、クラピカが「緋の眼奪還」に人生を懸ける理由は、親友パイロの死と奪われた眼の記憶に起因している。

能力・役割

・念能力の習得は描かれておらず、非戦闘員。
・物語上の役割は、クラピカの原動力を象徴する存在として機能。
・外の世界への憧れと友への信頼を失わなかった姿勢は、クラピカの理性・理想の根源として繰り返し言及される。

読者の声（抜粋）

・「クラピカの“怒り”の裏にある静かな優しさを教えてくれた存在」
・「短い登場ながら、ハンター×ハンターで最も純粋な友情を描いた少年」
・「もし生きていればクラピカを止められた唯一の人間だったかもしれない」

閉じる