ハギャ（旧称:レオル）（ライオン） [ハンターハンター]

所属・基礎データ

登場章：キメラ＝アント編
CV：斉藤次郎（2011年日本テレビ版）
所属：キメラ＝アント師団長（NGL地方部隊）
前名：ハギャ（のちに「レオル」と改名）
外見：金色のたてがみを持つライオン型の男性。
性格：狡猾で計算高いが、戦闘においては理知的。 　　　音楽を好み、戦闘時にイヤホンでアルバムを再生しながら時間を計測するなど、
　　　冷静かつ文化的な一面を持つ。
部下：フラッタ、ヒナ、イカルゴ、オロソ兄妹　ほか。

主要エピソード

女王死後の独立
女王の死後、護衛軍に従わず自ら“王”となる野心を掲げて独立。
NGLの混乱の中で勢力を拡大するが、行動の派手さが仇となり、
ハンター協会の討伐隊に狙われることとなる。

東ゴルトー編での登場
東ゴルトーの王直属の護衛となり、
シャウアプフから念能力の運用理論を教わる。
以降は恩義や貸し借りを条件に他者の能力を借り受ける能力
「謝債発行機（レンタルポッド）」を活用し、
ハンター討伐任務にあたる。

モラウ戦
フラッタの「衛星蜻蛉」で敵の位置を特定し、 モラウを地下教会へ追い込む。
借り受けた念能力『TUBE（イナムラ）』による圧倒的な水の攻撃で優勢に立つが、 モラウが生み出した二酸化炭素による“酸欠地獄”に追い詰められる。

呼吸困難による焦りで能力維持が崩壊し、 ボードを消失させたことで自らが水底へ沈み、 そのまま溺死した。

最期まで王への野望を捨てなかったが、 周囲の蟻（ウェルフィン、ブロヴーダ）には「自分の力を知らぬ愚者」と評されていた。

念能力

能力名：謝債発行機（レンタルポッド）
系統：具現化系＋操作系（複合）

能力概要：
恩を売った相手の念能力を「借りる」ことができる特殊能力。
具現化した発行機から「レンタル券」を発行し、それを破ることで対象能力を使用可能。
使用時間は1時間限定で、その間、貸主は自身の“発”を使用できなくなる。

発動条件：
1. 相手の能力を直接見るか、能力名を知る。
2. 相手に恩を売り、「貸し」であることを明言・同意させる。
条件成立時に自動で発行機にデータが登録される。 （※相手が死亡するとデータは削除される。）

代表的な借用能力：
・衛星蜻蛉（サテライトンボ）：部下フラッタの監視能力。
・TUBE（イナムラ）：モラウの友人グラチャンの水操作能力。
・渦波（トルネイヴ）／大波（ビッグウォール）：TUBE応用による独自派生技。

役割

レオルは「貸し借り」「代償」「時間制限」といった “人間社会的ルール”を体現する念能力者であり、
キメラ＝アント編の中でも特に知性と合理主義を重視するキャラクターである。

人間的知略と蟻としての野心を併せ持ち、 「欲望の継承者」としてメルエムやウェルフィンの対比構造を成す存在。

読者間では「モラウとの知略戦の象徴」「蟻編におけるもう一人の現実主義者」として
高い評価を受けている。
また、戦闘中に音楽を聴く描写はシリーズ随一の印象的な演出とされ、 その死もどこか静かな“知性の敗北”として描かれた。

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