ノロ [東京グール]
ノロは『東京喰種』『東京喰種:re』に登場する喰種で、アオギリの樹の幹部を務めるSSレート級の怪物である。
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概要
所属：アオギリの樹 幹部
レート：SS〜SSS相当
赫子：尾赫
正体：ノロイ（芳村功善の旧友／芳村愛支の育ての親）
特徴：巨大な口が描かれたマスク、沈黙・異常な再生能力
人物像
常に無言で行動し、巨大な口が描かれたマスクを被った不気味な喰種。
一言も喋らず、じっと佇んでいることが多い一方、戦闘時や捕食時には狂暴化。
仲間の喰種からも「不気味」と恐れられており、CCGでもその挙動の読めなさを最も危険視されていた。
鯱や梟を除けば最高クラスの危険度を誇る存在であり、捜査官たちの間では“沈黙の怪物”として知られる。
戦闘能力
ノロ最大の特徴は**異常な再生能力**である。
致命傷を負っても、赫子を介して肉体を接合し瞬時に再生するため、通常の喰種殺傷手段では倒せない。
彼の赫子は貫通や切断ではなく、「敵を喰らう」ことに特化しており、攻撃そのものが捕食行為に近い。
劇中描写では以下の通り：
・ウタに胴を貫かれ、四方の回し蹴りで両断されるも即座に再生。
・米林才子の赫子で上半身を吹き飛ばされ、頭部をクインケで貫かれても暴走し、周囲の捜査官を返り討ちにする。
再生速度は他の喰種を圧倒し、これを上回るには有馬貴将の「ナルカミ」やモーガンの「ハイアーマインド」など、
高出力クインケでの連撃以外に手段がないとされる。
作中での活躍
**初登場（第6巻）**：アオギリの樹アジトにて幹部の一人として登場。
金木研がヤモリを倒した直後に姿を現し、消耗した金木の前に立ちはだかる。
四方蓮示・ウタ・月山習の三人を同時に相手取るが、再生能力により圧倒的な耐久を見せつけた。
しかし、携行していた“タイマー式の時計”が鳴ると戦闘を中断し、アヤトを回収して撤退するという謎めいた行動を取る。
**梟討伐作戦**では、タタラと共にCCGを急襲。亜門・滝澤らを追い詰め、滝澤の腕を喰い千切るなど凄絶な戦闘を展開。
**『東京喰種:re』ロゼ編**では、伊東班とクインクス班の前に出現。
開戦直後に伊東班を壊滅させ、ナッツクラッカー由来のクインケによってバラバラにされても再生。
ダメージの蓄積により暴走し赫者化、「道端」を殺害し、周囲を蹂躙する。
最終的には不知吟士が決死の連続攻撃を仕掛け、瓜江久生の一撃で頭部を切断され、討伐された。
正体（ネタバレ注意）
ノロの正体は、かつて24区に住んでいた喰種**ノロイ**であり、芳村功善の旧友であり、
芳村愛支（エト）の育ての親であった。
彼は“梟”の追手によって死亡しており、その死体にエトの赫子を埋め込まれることで再利用された。
すなわち、ノロはエトの赫子によって強制的に動かされていた**傀儡（マリオネット）**である。
ウタが彼を攻撃した際「手応えがない」と言ったのも、肉体が赫子によって自動再生する“空洞の器”であったため。
彼の行動が時計で制御されていたのも、エトによる管理プログラムの一環であった。
死後
討伐後、彼の赫子はクインケに加工され、SSレートクインケ**『銀喰（ぎんしょく）』**として瓜江久生に引き継がれる。
その赫子は依然として高い再生能力を保ち、ノロの狂気を宿した危険な武器としてCCGに保管された。
性格と評価
生前のノロイは温厚で子供思いの人物だったが、改造後のノロは感情も意思も失い、完全な傀儡と化した。
その存在は“喰種としての死の先”を象徴するものとして描かれている。
ユーザーの声
> 無言の存在感が圧倒的。
> ノロ＝ノロイの真相が明かされた時の衝撃はシリーズ屈指。
> 戦闘シーンの不死性とグロテスクさがトラウマ級に強烈だった。
