スペード [北斗の拳]
スペードは『北斗の拳』に登場する、KINGを名乗るシンの幹部の一人であり、ケンシロウに最初に“余命を宣告された男”として知られる冷血な悪党である。
もっと詳しく見る
概要
所属：KING軍（シン配下）
地位：幹部（四天王の一人）
武器：斧・槍・ボウガン
特徴：右目に矢傷（ケンシロウによる）／粗暴で残虐な性格
登場話：『北斗の拳』第2話「北斗神拳の復活」ほか
CV：玄田哲章（旧TVアニメ）
人物像
・シンの直属の部下であり、KING軍幹部の中では最初にケンシロウと交戦した男。
・殺しを生きる手段ではなく“楽しみ”として行う真の快楽殺人者。
・無抵抗の老人や村人を虐殺し、笑いながら命を奪う非道ぶりを見せる。
・他の幹部と異なり特別な拳法は使わないが、腕力と戦闘センスは高い。
外見
・粗野な顔つきに皮ジャケットを着込んだ典型的な世紀末スタイル。
・筋骨隆々で二丁の斧を操る。
・北斗神拳『二指真空把』により矢を返され右目を潰される。以後、その傷跡が特徴的な印象を残す。
作中での活躍
・ミスミ老人が種籾を持ち帰る場面で登場。ボウガンで攻撃するもケンシロウの『二指真空把』で矢を投げ返され負傷。
・その報復として村を襲撃し、村人とミスミ老人を虐殺。ケンシロウの怒りを買う。
・部下2人と共にケンシロウを拘束するが、投げた斧を蹴り返され部下の首が吹き飛ぶ。
・残る部下も『岩山両斬波』で一蹴され、恐怖のあまり錯乱。
・最期はケンシロウの『北斗残悔拳』を受け、「お前の命はあと3秒！」と余命を宣告される。
・命乞いをするも無慈悲に指を抜かれ、上半身が真っ二つに裂けて絶命。
北斗神拳「余命カウント」初適用者
・ケンシロウの名言「この指を抜いてから3秒後にてめえは死ぬ」を初めて聞かされた男。
・この“カウント宣告”は以後の北斗神拳の代名詞となり、「お前の命はあと○秒！」という定番演出を確立。
・アニメ版では「3秒では短い」との判断で“7秒”に変更され、画面右下にカウント表示が追加されるという異例の演出が施された。
性格と評価
・KING四天王の中では最初に登場し、最も“典型的な悪党像”を体現する存在。
・村人虐殺や老人殺害といった冷酷さにより、ケンシロウの怒りを象徴的に引き出す役割を担った。
・戦闘力自体は高くないが、彼の死によって“北斗神拳の恐怖”が初めて視覚化された点で重要なポジションにある。
アニメ版の差異
・CVは玄田哲章。豪快で陰湿な声色で人気を博す。
・死亡カウントが「7秒」に変更され、画面下のカウント表示と断末魔の長さが話題に。
・最期の絶叫「いやだぁ！死にたくねぇえええぇ！」が印象的で、シリーズ初期を代表する名場面。
ユーザーの声
> 「北斗神拳の“3秒ルール”を作った功労者」 > 「命乞いシーンが悲惨で逆に印象的」「玄田ボイスが最高」 > 「スペード戦こそ北斗の原点」「悪党として完成されてる」
