ジード [北斗の拳]
ジードは『北斗の拳』第1話に登場する野盗団「Z」のリーダーで、額に「Z-666」の刺青を持つ巨漢。北斗百裂拳で散った最初の悪党として知られる。
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概要
所属：野盗団「Z」リーダー〔確定〕
特徴：額に「Z-666」の刺青／革鎧とスパイク装飾／凶暴な性格
登場：原作第1話／TVアニメ第1話（リンの村襲撃）
武器：素手・棍棒・仲間との集団攻撃
CV：郷里大輔（旧アニメ版）
人物像と性格
・暴力が支配する世紀末で略奪を繰り返す悪党集団「Z」を率いる。
・水と食料を求めてリンの村を襲撃し、幼いリンを人質に取る冷酷な指導者。
・仲間想いな面もあり、仲間がケンシロウに殺された際には激しく怒りを爆発させる。
・手下には呼び捨てにされるなど威厳には欠けるが、人間味を残したリーダー像でもある。
外見と特徴
・3メートル近い巨体を誇る大男（実際は誇張された描写の可能性あり）。
・額には「Z-666」と刻まれた刺青を持ち、不吉と暴力の象徴として描かれる。
・バイクを駆り、鋲付きレザー装束に身を包む典型的な“世紀末暴徒”スタイル。
作中での行動
・リンの村を襲い、水を要求するが、牢獄に囚われていたケンシロウと遭遇。
・ケンシロウに北斗百裂拳を浴びせられ、一度は耐えて「蚊ほども効かん！」と嘲笑。
・だが直後、「お前はもう死んでいる」の宣告通りに体が内部から爆発。
・このシーンは“北斗神拳の恐怖”を象徴し、伝説の幕開けを飾る。
象徴的な役割
・『北斗の拳』という物語の「始まりを告げる男」。
・暴力と荒廃の世界観、水を巡る争奪、弱者の搾取というテーマを端的に示す存在。
・“悪党の死”によってケンシロウの救世主性を初めて浮き彫りにしたキャラクター。
・同時に、略奪を生きる手段とした彼らもまた核戦争の被害者であることを示唆している。
派生・関連作品
・『トキ外伝 銀の聖者』では前日譚が描かれ、大剣を携え、より多くの手下を率いる姿が登場。
・初期ケンシロウの“試金石”として、後の敵役の原型的ポジションを担った。
断末魔・印象
・断末魔：「ひでぶ！」（派生表現多数）
・「お前はもう死んでいる」の初出を飾る相手として不滅の存在。
・破裂とともに吹き飛ぶ描写は、以後の北斗シリーズ全ての基調となる演出。
ユーザーの声
> 北斗の拳の世界観を一瞬で理解させた“最初の悪”。
> 「ひでぶ！」の衝撃とインパクトはいまだに語り草。
> 生きるために奪うしかなかった男――哀しみすら宿る開幕の象徴。
