やめとけやめとけ

セリフ全文

やめとけ！　やめとけ！
あいつは付き合いが悪いんだ。

「どこかに行こうぜ」って誘っても
楽しいんだか楽しくないんだか……

『吉良吉影』　33歳　独身。
仕事はまじめでそつなくこなすが、今ひとつ情熱のない男……

なんかエリートっぽい気品ただよう顔と物腰をしているため、
女子社員にはもてるが……

会社からは配達とか使いっ走りばかりさせられているんだぜ。
悪いやつじゃあないんだが、これといって特徴のない……
影のうすい男さ。

出典

荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』第4部
コミックス第36巻「杜王町の殺人鬼 その1」収録エピソードより。

補足

このシーンは、まだ“殺人鬼”としての正体が明かされる前の吉良吉影を、
同僚の一般的な視点から紹介するナレーション的構成になっている。
後年ネット上では、この「やめとけ！やめとけ！」のフレーズ部分だけが切り取られ、
「深入りするな」「関わるな」といった意味の汎用ミームとして独立した。
特に、議論・炎上・地雷ネタなどへの**“静かな撤退勧告”のテンプレ**として多用されている。

日常会話の軽妙さ

「やめとけやめとけ」は深刻な忠告ではなく、
軽口のように繰り返すことで耳に残る。
何気ない場面だからこそ読者の記憶に引っかかる台詞となった。

ミーム化の構造

コマ画像が単独で完結しており、
「無駄に関わるな」「深入りするな」という汎用的な意味に転化可能。
ネット上では面倒ごとや過剰反応を避けるネタ台詞として、
SNSや掲示板で繰り返し引用されている。

やめとけやめとけ／ディアボロ解説コラ

この画像は、第4部「やめとけ！やめとけ！」シーンのコマを素材にしたコラージュで、
本来の「吉良吉影」紹介モノローグを**第5部『黄金の風』のボス・ディアボロの解説**に差し替えたパロディである。

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構成の特徴

・左コマ：モブ社員の会話が、「巨大ギャング組織パッショーネのボス、それがあいつさ」などと置き換えられ、 　ディアボロの正体・能力（キング・クリムゾンの“時を飛ばす”能力）を説明する。
・右コマ：原作と同じ構図で「やめとけ！やめとけ！」を残し、
　そこに「――あいつ、時とか飛ばすぜ！」というメタ台詞を加える。

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ネタ性の核心

第5部の物語上、ディアボロの“正体不明・能力不明”という謎は物語の最大の推進力であり、
読者が少しずつ真相を追う構造が魅力となっている。
このコラは、その**「最大の謎を一瞬でネタバレしてしまう」構造そのものを笑いに変えた**もので、
“解説してはいけないところを全部説明する”という逆転の皮肉がポイント。

このコラは、ジョジョシリーズにおける**「語りすぎるナレーション／説明モブ」自体をネタ化**した代表例であり、 ファン間では“やめとけコラ最強格”としてたびたび引用される。

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