赤血操術 [呪術廻戦]

概要

系統：血液操作系・加茂家相伝生得術式〔確定〕
基本性能：自分の血液＋血液の付着した物質を操作可能
用途：攻撃／防御／拘束／身体強化（自己バフ）
対応距離：近・中・遠距離すべてに対応
副次効果：呪霊に対して有害（毒血化）／脹相の血は人間にも毒性あり

術式の性質

・呪力を込めた自身の血液、および血の付着した物体を自在に操る汎用性の高い術式。
・斬撃・飛び道具・拘束・バフ・簡易防御までこなせる“なんでも血器”スタイル。
・操れるのは血そのものだけでなく、体温・脈拍・血中成分など生体情報も含まれ、
　ドーピング・耐性付与・止血など身体マネジメントにも活用できる。
・赤血操術者の血は呪霊にとって毒であり、特級クラスにも通用するダメージ源となる。
・人間×呪霊ハーフである脹相の場合、血は人間にも毒として作用し、
　かすり傷からでも毒が侵入して相手の動きを鈍らせる相性の良さを持つ。

主な技一覧

— **赤鱗躍動（せきりんやくどう）**
・自身の血流・体温・脈拍・血中成分を操作し、身体能力を爆発的に向上させるドーピング技。
・発動中は顔に独特の紋様が浮かび上がる。
・低温耐性の付与や止血など、戦闘継続力UPにも寄与する。

— **赫鱗躍動・載（せきりんやくどう・さい）**
・脹相が用いる「赤鱗躍動」の最大出力状態。
・単純なパワーアップに留まらず、他技の威力・精度も底上げされる。

— **赤縛（せきばく）〔憲紀使用〕**
・血液パックの血を縄状に編み上げ、対象を拘束する技。
・距離を取りつつ捕縛できる、汎用性の高いコントロール系。

— **苅祓（かりばらい）**
・血を手裏剣・刃状に成形し、投擲して斬撃を与える技。
・中距離で使いやすく、牽制・削りにも向く。

— **血刃（けつじん）**
・血で輪郭を形作り、チェンソーのように血液を高速回転させた小刀を形成。
・近接戦で高い切断力を発揮する“血のチェーンソー”。

— **血星磊（けっせいせき）〔脹相使用〕**
・掌中で血液を限界まで凝固させ、弾丸サイズにした血塊を銃撃のように射出。
・「穿血」ほどの速度・威力はないものの、水場でも使用可能で、
　片手かつノー百斂で撃てる奇襲向きの弾丸。
・作中では不意打ちで虎杖の肝臓を撃ち抜く。

— **百斂（びゃくれん）**
・血液を高圧で圧縮する“チャージ技”で、これ自体に攻撃力はない。
・後述の大技「穿血」「超新星」などに繋げるための前準備。
・憲紀は片手に1つが限界だが、脹相は自分の周囲に複数個ストックできる。

— **穿血（せんけつ）〔奥義〕**
・赤血操術の奥義。
・「百斂」で加圧した血液を両手で挟み、一点から解放して放つ血のレーザー。
・初速は音速超えで、地下から地上まで貫通し通過物全てを切り裂く高威力。
・直線攻撃であり、手と体の向きから軌道が読まれやすく、初動を見切られると回避されやすいのが弱点。

— **超新星（ちょうしんせい）〔脹相オリジナル拡張術式〕**
・宙に浮かせた複数の「百斂」を同時に解放し、散弾のような血の飛沫をばら撒く。
・一撃の威力は穿血に劣るが、広範囲制圧が可能で、直線制限のある穿血の欠点を補う。

— **血の矢（仮称）**
・穿血に似た血の矢をタメ無しかつ複数同時に放つ小回り重視の射撃。
・威力は穿血未満だが、連射性の高さと取り回しの良さが強み。

— **翅王（しおう）〔脹相版〕**
・弟・壊相の「極ノ番・翅王」を模倣した技。
・血の翅を背中に構築し、追尾機能付きの血弾を射出する。
・威力・速度は穿血に及ばないが、より自由な軌道と範囲制圧が可能。
・翅王の血で相手の至近まで「超新星」を運び、翅王回避後に超新星で奇襲する連携もできる。

— **感応能力（仮称）〔副次効果〕**
・技というより術式の副作用的能力。
・近親者（弟など）の危機・死を遠距離から感知する“血縁センサー”。
・異変の強度に応じて反応も強化され、肉親の死に近い事態では半ば錯乱状態になるほどの衝撃を受ける。
・脹相が虎杖を“弟”と認識した裏付けのひとつ。

弱点・リスク

— **失血死リスク**
・呪力とは別に自己血液を消費するため、常に失血死の危険が付きまとう。
・自分の血を事前にパック保存して使う、こぼれた血を再吸収するなどでリスクを軽減可能だが、
　再取り込みは身体への負担が大きい。
・脹相のような「呪力が枯渇しない限り失血しない特異体質」や反転術式による血液生成がなければ、
　大量放出技の連発はほぼ不可能。

— **血栓症の危険**
・血液を鎧や弾丸のように強度を上げる際、体内に血栓が発生するリスクがある。
・赤血操術は血液を一つの臓器として扱うため、一部を凝固させると全身の血液まで凝固しかねない。
・同様の理由で“血を沸騰させる”ような使い方もできない。

— **水への弱さ**
・血液が大量の水にさらされると、浸透圧で血球が破壊され、コントロールを失う。
・そのため水場では体外での血液操作がほぼ不能となる。
・血星磊のように“凝固弾を撃つ”タイプの技は、水場でも比較的マシな選択肢として機能する。

主な使用者

・**加茂憲紀**：京都校3年生で加茂家次期当主。正統な赤血操術の担い手。
・**脹相**：呪胎九相図一番の受肉体。特異体質により失血の制約がほぼなく、
　奥義「穿血」や拡張術式「超新星」「翅王」など高難度技を自在に扱う。
・**虎杖悠仁**（新宿決戦前）：
　呪胎九相図4〜9番を取り込んだことで後天的に赤血操術を習得。
　まだ「百斂」は未習得のため、脹相のサポート付きで「穿血」を放つ段階。

ユーザーの声

> 「遠中近なんでもできる“血の万能術”なのに、水・失血・血栓という現実的な制約が効いてて好き。」
> 脹相のチート体質込みで完成する感じが、“家伝術式＋個人スペック”の組み合わせって感じで熱い。
> 技名がいちいちカッコいい上に、悉く刺さると致命傷なのが呪術廻戦らしいバランス。

関連項目

・加茂憲紀／脹相／虎杖悠仁／呪胎九相図／蝕爛腐術 — 血系統術式の系譜を追う際の併読推奨。

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