茂松 [トリコ]

所属・基礎データ

CV：石井康嗣（※映画『開幕！グルメアドベンチャー!!』では肉屋店主を兼任）
所属：IGO（国際美食機関）→ NEO（反IGO組織）
役職：副会長（IGOナンバー2）
年齢：不明
身長：不明（マンサムと同等の巨躯）
性格：冷静沈着・戦闘的・豪快
愛称：茂さん（マンサム談）
好きなもの：酒
嫌いなもの：裏切り者（皮肉にも自身がそうなった）

人物像

・堂々たる体格に濃いヒゲを蓄えた中年男性。常に鼻にノーズクリップを付け、左目を閉じている。
・一龍を「欲が足りない」と評しながらも、その理想に惹かれて副会長として組織を支えてきた。
・普段は温厚だが、戦闘時にノーズクリップを外すと筋肉が肥大化し、全身から殺気を放つ。
・マンサムと並ぶ酒豪で、互いに信頼を置く関係だった。

来歴・主要エピソード

・副会長としてIGOの運営を一手に引き受け、実務面で一龍を支える存在として活躍。
・美食會がGTロボ奪還のため副料理長を送り込んだ際には、自ら現場へ赴いて迎撃するなど、実戦能力にも優れる。
・アイスヘル事件の後も組織内で重責を担い、各地の美食屋たちを統率した。
・しかしその正体は、NEOによって送り込まれたスパイであり、ウーメン梅田と共にIGOを襲撃。
・自身のパートナーモンスター「大蛇」を操り、マンサムを舌で串刺しにするなど冷酷な行動を見せた。

最期と裏切りの真相

・『グルメ界編』では鉄平、カリウ、ボンレスと共に妖食界へ侵入し、アカシアの「サラダ」“エア”を奪取するため四天王と対峙。
・トリコとの激闘の中でノーズクリップを外し本気を見せるが、無限釘パンチを受け空高く吹き飛ばされる。
・その後、空中で鮟鱇鳥に捕食され死亡。トリコの「じゃあな茂松、あの世でオヤジに詫びて来い」という言葉に見送られた。
・死の直前、「すまねぇ、一龍…」と呟いており、NEOへの裏切りを悔いた可能性が示唆されている。
・ファンブック（29.5巻）では「NEOの理念に賛同し、自らの意思で裏切った」と明記されており、洗脳説と両論が存在する。

パートナーモンスター

・巨大な蛇型猛獣で、頭部の側面に髪が生えている異形の存在。
・舌の先端が鋭いトゲになっており、相手を串刺しにすることができる。
・必殺技は「永眠の息」――吸い込むだけで心肺を停止させる致死性のブレス。
・ブランチの電撃蘇生、サニーのヘアウイング、ゼブラのチェーンボムによって撃破された。

評価と考察

・組織の柱でありながらNEO側に寝返るという劇的な裏切りは、物語中盤の大きな転換点として描かれた。
・一龍に“詫びた”最後の言葉は、真の後悔か、それとも覚悟の証か――読者の間で議論が続いている。

ユーザーの声

> 「茂松の裏切りは衝撃だったが、最後の詫びの一言で救われた」との声が多い。
> 「豪快な副会長でありながら、最期まで人間臭かった」と評されるキャラクター。

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