禪院直毘人（ぜんいんなおびと） [呪術廻戦]

概要

年齢：71歳
所属：禪院家 当主／炳（ひ）
等級：特別1級呪術師
生得術式：投射呪法
領域対策：秘伝「落花の情」
CV：中田譲治
趣味：アニメ鑑賞（フレームレート過多を嫌う“通”）
好物：日本酒
苦手：はんぺん
ストレス源：五条（家）

人物像と性質

・白髪と立派な口髭が特徴の和装の老人。酒好きで任務中も堂々と一杯引っ掛ける豪放磊落な人物。
・しかし“最速の術師”の名は伊達ではなく、老齢ながら鍛え上げた体躯と卓越した呪術操作で特級呪霊とも互角以上に渡り合う実力者。
・禪院家らしく五条家を毛嫌いしつつ、非術師にも冷淡。ただし家族である真希の身はさりげなく庇うなど、最低限の情は持つ。
・真希・真依を「落ちこぼれ」と嘲笑いつつ、禪院家を出る決意をした彼女に対し“試練”という形を取って引き止めないなど、結果的に二人の脱出の後押しにもなっていた。
・甚爾との交渉では、相伝術式持ちなら“10”という好条件を出し、甚爾が禪院への強い嫌悪を持つにも関わらず、取引相手として選ばれる程度には信頼度があった。

術式・戦闘能力

■ 投射呪法（とうしゃじゅほう）
1秒を24分割した動きをあらかじめ“作る”ことで、常人を超えた高速軌道をトレースする禪院家相伝術式。
直毘人の扱いは極めて高度で、“最速の術師”の異名を確立している。

■ 秘伝「落花の情」
御三家に伝わる領域対策。自身の周囲に呪力を巡らせ、必中効果を“触れた瞬間に弾く”迎撃型の防御。
簡易領域とは異なり、あくまで物理的に術式を受け流すのが特徴。

渋谷事変での活躍

・真希、釘崎とともに禪院班として出動。七海と合流後、特級呪霊・陀艮をいち早く捉え先制打を与える。
・陀艮が完全体となった後も優勢に戦うが、領域展開「蕩蘊平線」で閉じ込められる。
・落花の情で領域必中を捌くものの、死累累湧軍の物量には押され右腕を喪失。
・甚爾乱入により陀艮が祓われ脱出に成功するが、続く漏瑚の襲撃で七海・真希と共に大火傷を負い瀕死に陥る。
・その後、病院に搬送されたが、禪院家会議の最中に“死亡した”ことが使用人の口から語られる。

読者評価と再評価の流れ

・初登場時は「真希に試練を押し付け妹まで巻き込んだクズ当主」として反感も多かった。
・しかし渋谷事変での戦闘ぶり、真希を庇う姿、甚爾との取引の懐の深さなど、彼の“実力と器”が明確化され評価が上昇。
・禪院家の他のメンバー（扇・甚壱・直哉）の非道っぷりが判明するほど、相対的に「禪院家の中ではマトモな方の大人」へと再評価されていった。
・一般人を守るために命を懸けて戦った“禪院宗家唯一の人物”という側面も、物語後半で大きく評価された点である。

ファンの声

> 「最初は嫌いだったのに、最終的に一番“家としての責任”を果たした男になってた。」
> 「落花の情のシーン、直毘人の技量が渋すぎる。」
> 「禪院家で真希と真依を人間扱いした貴重な存在。」
> 「アニメ通の当主という設定が地味に好き。」

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